芹江匡晋

芹江 匡晋（せりえ まさあき）

芹江匡晋は、1983年3月4日生まれ、東京都出身の元日本のプロボクサーです。彼は、ボクシング界での輝かしい経歴を持ち、第35代日本スーパーバンタム級王者として名を馳せました。芹江選手は伴流ボクシングジムに所属し、ボクシングのキャリアをスタートさせました。

キャリアの始まり

芹江は2003年8月15日にスーパーフライ級でプロデビューを果たし、初戦で勝利を収めました。彼のスタートは順調でしたが、その後バンタム級新人王戦に出場するも、初の黒星を喫し、連敗に苦しむ時期もありました。大きな転機は2008年、スーパーバンタム級ランキングに名を連ねる存在として、杉田祐次郎との試合でのTKO勝利でした。

日本スーパーバンタム級王者への道

2009年に入ると、芹江は日本スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦で瀬藤幹人に勝利を収め、王座挑戦権を獲得します。そして、12月14日の試合で木村章司を相手に判定勝ちを収め、日本王者の座に就きました。これは彼にとって大きな功績であり、所属先の伴流ボクシングジムの初の日本王者となった瞬間でした。

王座防衛とその後

王者となった後、芹江は数回の防衛戦を成功させていきます。2010年には玉越強平や福島学との試合で勝利を収め、怪我を押して長井祐太との戦いにも勝ち、4度の防衛に成功しました。しかし2011年7月に怪我の影響でチャンピオンカーニバルに出場できず、その後、暫定王者との対戦で勝利を収め、王座統一を果たしました。彼はその後も防衛戦を続け、最高6度の防衛を達成しました。

引退とその後の活動

2012年には日本王座を返上し、新たな挑戦を求めましたが、対戦相手との試合で敗北を喫することが続き、徐々に成績が下降していきました。最終的には2016年に引退届を提出。2018年の引退試合で杉田ダイスケと対戦しましたが、KO負けを喫し、現役を終えることになりました。

引退後は栃木県大田原市に移住し、『FITNESS BOXING CLUB ハニーラルヴァ』というボクシングジムを開設し、多くの人々にボクシングを教えています。彼の経験と情熱は新たな世代のボクサーたちにも伝えられています。

戦績

プロボクシングにおいて、芹江匡晋は36試合を戦い、27勝（10KO）、9敗という素晴らしい戦績を持っています。彼の功績は、今なお多くのボクサーやファンに影響を与えています。

獲得タイトル

• - 第35代日本スーパーバンタム級王座（防衛6度）

芹江匡晋のボクシングキャリアは、逆境を乗り越えた精神力や挑戦への姿勢が印象的であり、現在もその影響力は色あせることがありません。

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