苗栗駅 (台湾高速鉄道)

苗栗駅（ミャオリーえき）

苗栗駅は、台湾高速鉄道の駅の一つで、苗栗県後龍鎮に位置しています。この駅は、台湾鉄路管理局（台鉄）の豊富駅と隣接しており、以前は徒歩で10分以上かかっていましたが、2016年9月に連絡通路が完成し、約90メートルで接続されるようになりました。在来線の苗栗駅とは別の駅で、豊富駅から区間車で1駅です。

歴史

苗栗駅の建設は、2012年12月に大手ゼネコンの豊誉営造によって受注され、総額15億5100万台湾ドルをかけて行われました。2013年1月には起工式が行われ、当時の行政院長や交通部長、苗栗県長などが出席しました。その後、2013年12月に駅舎が上棟し、2015年6月に完工しました。

一般向けには、2015年11月4日に見学者向けに開放され、11月30日には連絡バスの運行が開始、12月1日に正式に開業しました。2016年9月には、隣接する台鉄豊富駅の新駅舎も開業し、さらに利便性が向上しました。

駅構造

苗栗駅は、相対式ホーム2面4線の高架駅です。駅舎の総床面積は19,304.5平方メートル、高さは27.27メートルです。設計は、台中駅舎も担当した建築家の薛昭信が率いる華業工程顧問が担当しました。

駅舎のデザインは、横長で軽量感があり、高速鉄道のスピード感を表現しています。金属板の日よけや太陽光発電パネルが設置され、環境に配慮したエコ建築としての側面も強調されています。また、駅構内はシンプルな構造で、地元・苗栗に多い客家人の勤勉質素な精神を象徴しています。幾何学的に組み立てられた金属フレームが、太陽光を浴びて美しいコントラストを生み出し、天候に応じて窓の開閉が調整可能です。

2007年の高速鉄道開業時には、駅舎とホームの用地は既に確保されており、側線、軌道、架線柱も準備されていました。ホームは地上5階にあります。

駅出口

苗栗駅には、以下の5つの出口があります。

出口1（新港三路）: 駐車場、二輪駐車場、駐輪場、タクシー乗り場、バス乗り場
出口2（高鉄三路）: 送迎車用
出口3（高鉄三路）:
出口4（新港二路）: タクシー乗り場、駐車場
出口5: 台鉄豊富駅

利用状況

年度別の乗降人員は、2015年は12月1日から31日までの統計となります。

接続する他の交通機関

一部の路線では、低床バスや低床電動バスが使用されています。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設や場所があります。

台湾鉄路管理局台中線豊富駅
同海岸線後龍駅: 約5km西に位置し、タクシーで10分、バスで20分程度
客家円楼: 福建土楼様式の建築物で、ビジターセンターやイベント会場として利用
高鉄苗栗駅連絡道
台72線造橋IC
台13甲線
県道126号
富田國小
後龍渓
高鉄苗栗駅特定区: 交通部高鉄局が主導する総面積440.63ヘクタールの開発区域。台鉄との統合駅構築や周辺区画の開発が計画されています。

隣の駅

台湾高速鉄道

■台湾高速鉄道
新竹駅 - 苗栗駅 - 台中駅

外部リンク

苗栗駅 （日本語）
台灣高鐵苗栗站 THSR Miaoli Station (台灣高鐵苗栗站-THSR-Miaoli-Station-1548883835403342) - Facebook （繁体字中国語）
台湾政府交通部高速鉄路局 （繁体字中国語）
* 豐譽営造 （繁体字中国語）

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