若松恵比須神社

若松恵比須神社の概要

若松恵比須神社は、福岡県北九州市若松区に位置する神社です。旧社格は村社であり、現在は神社本庁の別表神社となっています。地元では「若松のおえべっさん」という通称で親しまれています。若戸大橋の高架橋の真下に位置しているため、一見すると目立たないかもしれませんが、若松の中心街からは程近い場所にあります。

祭神

この神社の主な祭神は、事代主命と大国主命です。これに加えて、大山咋神、天照皇大御神、素盞嗚命、そして武内宿禰命も祀られています。

歴史

神社の社伝である『恵比須神社縁起』によると、仲哀天皇と神功皇后が熊襲征伐のために洞海から岡津へ船で移動した際、岡県主熊鰐が「天皇は外海を、皇后は内海を」と進言しました。皇后の船が内海の洞海湾を進んでいたところ、突然動かなくなりました。武内宿禰が海底を調べたところ、光り輝く玉の石が見つかりました。この石を、海神が皇后の旅を守る霊石として祀ったのが、神社の始まりとされています。

その後、再びこの地を訪れた武内宿禰が、祠の傍らに小松を植え、「海原の滄溟たる松の青々たるわが心も若し」と歌を詠んだと伝えられています。これが「若松」という地名の由来になったとされています。

また別の伝承では、村上天皇の時代に蛭子大神宮が創建されたとも伝えられています。

アクセス

公共交通機関を利用する場合、以下の方法があります。

北九州市営バス：若松区役所下車
JR筑豊本線：若松駅から徒歩約15分
若戸渡船：若松渡場から徒歩約5分

外部リンク

若松恵比須神社公式Webページ
* 若松恵比須神社公式Blog

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