若湊義正

若湊 義正について

若湊義正（わかみなと よしまさ）は、1888年3月14日に栃木県栃木市で生まれた力士であり、本名は北条義（旧姓岡本）です。彼は高砂部屋に所属し、力士としては167センチメートル、体重96キログラムという体格を持ち、最高位は西小結に昇進しました。また、得意技として押し技、右四つ、寄りを駆使しました。

経歴

彼の力士人生は1905年5月に始まりました。この時、初土俵を踏みましたが、病気の影響で一時帰京。再び東方へ移り、大坂相撲の朝日山部屋で修業を重ねました。広い肩幅と重い腰を生かして戦った若湊は、1913年1月場所に新入幕を果たし、「若湊」という名に改名します。1919年1月の場所では、新鋭常ノ花を打ち破り、その年の5月場所には小結に昇進しました。

1922年1月に引退を決意し、4代富士ヶ根を襲名しました。引退後は、弟子の冨士ヶ嶽孝一郎を育成し、相撲界に貢献しました。また、協会内で理事を務め、金庫番としても活動し、多くの若手力士を支援しました。

主な成績

• - 通算成績: 68勝83敗13休8分12預（勝率.450）
• - 幕内成績: 63勝78敗13休6分10預（勝率.447）
• - 現役在位: 19場所
• - 幕内在位: 17場所
• - 三役在位: 1場所（小結1場所）

改名歴

若湊義正はその力士人生の中で様々な名前で呼ばれていました。以下に改名の歴史を示します。

• - 稲ノ穗（いねのほ） --- 1905年5月場所
• - 稲川（いながわ） --- 1912年5月場所
• - 弥高山 万五郎（やたかやま まんごろう） --- 1913年1月場所
• - 弥高山 万五郎（やたかやま まんごろう） --- 1913年5月場所
• - 弥高山 万五郎（やたかやま まんごろう） --- 1914年1月場所 - 1914年5月場所
• - 稲ノ穂 義正（いねのほ よしまさ） --- 1915年1月場所 - 1917年5月場所
• - 弥高山 義正（やたかやま よしまさ） --- 1918年1月場所 - 1918年5月場所
• - 若湊 義正（わかみなと よしまさ） --- 1919年1月場所 - 1922年1月場所

出典および参考文献

この情報に関する参考とされた書籍には、大相撲力士名鑑平成13年版（水野尚文、京須利敏、共同通信社、2000年、ISBN 978-4764104709）が含まれます。

関連トピック

• - [小結]]一覧
• - [若湊 義正…『相撲人名鑑』
• - 若湊 義正 - 相撲レファレンス

若湊義正は、力士としてのキャリアだけでなく、その後の相撲界への貢献でも記録に残る存在でした。

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