茨城県道133号赤浜谷田部線

茨城県道133号赤浜谷田部線

茨城県道133号赤浜谷田部線は、茨城県筑西市赤浜を起点とし、つくば市みどりを終点とする全長約25kmの一般県道です。この路線は、筑西市、下妻市、つくばみらい市、つくば市という4つの自治体を結び、地域住民の生活や経済活動を支える重要な役割を担っています。

概要

この県道は、小貝川の左岸に沿って南北に延びており、筑西市赤浜で茨城県道132号と分岐した後、つくば市吉沼を経由し、つくば市みどりのに至ります。路線の一部には、国道125号や国道354号といった主要道路との交差点があり、交通の要衝となっています。特に、つくばみらい市北山では、国道354号谷田部バイパスと立体交差しており、スムーズな交通の流れが確保されています。また、終点から東に進むと国道354号の現道に接続し、過去には国道であった区間がこの県道に編入されたという経緯も持っています。路線名にある「谷田部」は、つくば市誕生以前に存在した谷田部町に由来しています。

路線データ

起点：茨城県筑西市赤浜（茨城県道132号交点）
終点：茨城県つくば市みどりの（国道354号現道交点、上萱丸交差点）
総延長：24.761 km
重用延長：1.839 km
未供用延長：なし
実延長：22.922 km
自動車交通不能区間延長：1.618 km

歴史

この県道の歴史は古く、1923年には前身となる複数の路線が認定されています。その後、1959年にこれらの路線が統合され、現在の茨城県道133号赤浜谷田部線として正式に認定されました。当初は真壁郡明野町から筑波郡谷田部町を結ぶ路線としてスタートしましたが、市町村合併や道路改良工事を経て、現在の形に至っています。

年表

1923年：吉沼上郷線、上郷三妻線、高道祖吉沼線が路線認定
1928年：北条水海道線が路線認定
1931年：金村水海道線が路線認定
1935年：高道祖真壁線が路線認定
1959年：これらの路線が統合され、現在の路線として認定
1971年：一部区間の拡幅改良供用開始
1976年：一部区間の拡幅改良供用開始
1978年：一部区間の2車線化改良決定
1982年：一部区間の道路改良供用開始
1986年：一部旧道区間が指定解除、起点が現在地へ移動
1988年：一部区間の拡幅2車線化決定
1995年：整理番号が157から133に変更
2001年：バイパス道路新設決定
2004年：一部区間の高さ制限指定、バイパス一部供用開始
2008年：一部区間の重量制限指定
2012年：バイパス工事に伴い終点付近道路供用開始
2016年：赤浜谷田部バイパス全線開通
2017年：旧道区間が県道指定解除
2018年：一部区間の高さ制限指定
2019年：一部区間の高さ制限指定

路線状況

全体的に狭い区間が多く、一部ではバイパスが整備されています。特に、つくば市田倉地区では、2016年にバイパスが開通したことで、交通の円滑化が図られています。また、災害時には緊急輸送道路としての役割も担っており、電柱の設置が制限されている区間も存在します。

バイパス

赤浜谷田部線バイパス：つくば市吉沼から上郷に至る全長2.11kmのバイパス。現道の東側を並走し、独立した歩道が整備されています。これにより、安全性の向上と交通の円滑化に貢献しています。

道路施設

北山跨道橋：国道354号と立体交差する橋梁。

地理

通過する自治体

茨城県
筑西市
下妻市
つくば市
つくばみらい市
つくば市

交差する道路

茨城県道214号沼田下妻線
国道125号
茨城県道56号つくば古河線
茨城県道24号土浦境線
茨城県道123号土浦坂東線
国道354号
茨城県道220号島名福岡線

沿線施設

下妻市立高道祖小学校
とよさと病院
豊里ゴルフクラブ
小貝川

参考資料

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連情報

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筑西土木事務所
常総工事事務所
土浦土木事務所

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