茨城県道274号牛久赤塚線

茨城県道274号牛久赤塚線

茨城県道274号牛久赤塚線は、茨城県牛久市ひたち野からつくば市赤塚に至る、全長約5.7kmの主要地方道です。この道路は、都市計画道路である「学園西大通り」の一部として整備されており、牛久市とつくば市を結ぶ重要な役割を担っています。

概要

本路線は、元々1985年に開催された国際科学技術博覧会（つくば万博）のアクセス道路として計画されました。当時、鉄道網や道路網が未発達だった筑波研究学園都市への人員輸送を円滑に行うため、常磐線に臨時駅（万博中央駅、現在のひたち野うしく駅）を設け、そこから万博会場までを結ぶ道路として整備されたのです。

万博開催期間中は、連接バス「スーパーシャトル」の専用路線として利用され、一般車両の通行が制限される区間もありました。万博終了後は、一時的に閑散とした状況となりましたが、万博中央駅跡地にひたち野うしく駅が開設されてからは沿線開発が進み、現在では牛久市と筑波研究学園都市を結ぶ重要な幹線道路として、多くの人々に利用されています。

路線データ

起点：茨城県牛久市ひたち野東（茨城県道25号土浦稲敷線交点）
終点：茨城県つくば市赤塚（国道354号交点＝稲荷前交差点）
総延長：5.724 km
実延長：5.714 km
都市計画道路名：
研究学園都市計画道路 3・2・3号 学園西大通り線の一部
竜ケ崎・牛久都市計画道路 3・2・39号 学園西大通り線

歴史

1981年（昭和56年）：都市計画道路「学園西大通り線」の都市計画が決定。
1984年（昭和59年）：茨城県道として路線認定。
1985年（昭和60年）2月28日：全線開通。つくば万博のアクセス道路として利用開始。
1995年（平成7年）：整理番号が413から現在の274に変更。
2001年（平成13年）：全区間が、車両の最大重量限度25トンの道路に指定。
2004年（平成16年）：一部区間が、車両の高さの最高限度4.1mの道路に指定。

通称

学園西大通り

この道路は、牛久市ひたち野から筑波研究学園都市を南北に結ぶ都市計画道路の一部を構成しており、「学園西大通り」という通称で広く知られています。

地理

通過する自治体

茨城県
牛久市
つくば市

交差する道路

国道6号（牛久市ひたち野西）
国道6号牛久土浦バイパス（つくば市稲岡）
茨城県道273号館野荒川沖停車場線（つくば市稲岡）

沿線施設

JRひたち野うしく駅
茨城県立牛久栄進高等学校
三菱ケミカル筑波事業所
イオンモールつくば


茨城県道274号牛久赤塚線は、地域住民の生活を支える重要な道路として、これからもその役割を果たし続けるでしょう。

もう一度検索