茨城県道53号つくば千代田線

茨城県道53号つくば千代田線

茨城県道53号つくば千代田線は、茨城県つくば市を起点とし、かすみがうら市に至る全長約20kmの主要地方道です。この道路は、つくば市街地から石岡市や水戸市方面へのアクセスを円滑にする重要な役割を担っています。

概要

この県道は、つくば市長高野の茨城県道45号との交差点から東へ進み、つくば市小田、土浦市本郷を経由して、かすみがうら市下土田の国道6号に至る東西に伸びる路線です。つくば市筑穂では、国道408号の一部区間と重複しており、この区間は交通量が多くなっています。路線名にある「千代田」は、かつて存在した千代田町（現在のかすみがうら市の一部）に由来します。

路線データ

起点：つくば市長高野（茨城県道45号、56号交点）
終点：かすみがうら市下土田（国道6号交点）
総延長：20.332km
重用延長：0.040km
実延長：20.292km

歴史

この道路の前身は、1977年に廃止・統合された県道上土田筑波線と県道宗道筑波線です。これらの路線を基に、主要地方道として県道大穂千代田線が認定されました。その後、1993年に主要地方道つくば千代田線として指定され、1995年に現在の路線名と整理番号に変更されました。

年表

1977年2月14日：主要地方道大穂千代田線として路線認定。
1978年2月9日：学園西大通り区間の一部が4車線化。
1979年1月29日：教員研修センター北交差点経由の道路改良バイパスが供用開始。
1984年5月17日：筑波町内の道路改良バイパスの一部が開通。
1986年3月31日：筑波町内のバイパスが開通。
1988年3月10日：つくば市内のバイパスが開通。
1989年5月18日：千代田村内のバイパスが開通。
1990年4月5日：新治村 - 千代田村間の道路区域が決定。
1990年12月10日：つくば市内の道路改良バイパスが供用開始。
1994年3月14日：つくば市内の旧道が市道に降格。
1995年3月30日：路線名と整理番号がつくば千代田線に変更。
1997年1月9日：千代田町内の旧道が市道に降格し、終点が変更。
2000年1月27日：つくば市内の旧道が市道に降格。
2006年4月6日：つくば市の一部区間が高さ制限道路に指定。
2008年4月1日：つくば市の一部区間が重量制限道路に指定。
2008年9月16日：つくば市内の旧道が市道に降格。
2009年4月1日：つくば市 - かすみがうら市の一部区間が重量制限道路に指定。

路線状況

この道路は、つくば市街地から石岡・水戸方面への短絡ルートとして、比較的交通量が多いのが特徴です。特に、つくば市北太田から小田にかけての区間はバイパス化されており、スムーズな通行が可能です。

重複区間

国道408号（つくば市大曽根 教員研修センター北交差点 - 西大通り入口交差点）

道路施設

太田橋（桜川、つくば市大曾根 - 北太田）
四万騎橋（常磐自動車道、かすみがうら市上土田・飯田）

地理

通過する自治体

つくば市
土浦市
かすみがうら市

交差する道路

茨城県道45号つくば真岡線・茨城県道56号つくば古河線（起点）
茨城県道213号長高野北条線（つくば市長高野）
国道408号（つくば市大曽根）
国道408号・茨城県道55号土浦つくば線（つくば市大曽根）
茨城県道19号取手つくば線・茨城県道128号土浦大曽根線（つくば市若森）
茨城県道501号桜川土浦自転車道線（つくば市小田）
国道125号（つくば市小田）
茨城県道199号小野土浦線（土浦市大志戸）
茨城県道236号筑波公園永井線（土浦市永井）
茨城県道64号土浦笠間線（かすみがうら市下佐谷）
国道6号（終点）

沿線にある施設

かすみがうら市内の区間には、果物狩りが楽しめる観光農園が多数あります。リンゴ、イチゴ、ブドウ、梨、栗など、季節によってさまざまな果物を収穫できます。

つくば市立大穂中学校（つくば市篠崎）
国土技術政策総合研究所（つくば市立原）
桜川（つくば市）
筑波小野田レミコン（土浦市小高）
第一常陸野公園（かすみがうら市中佐谷）
かすみがうら市立千代田中学校（かすみがうら市上佐谷）
つくば国際大学東風高等学校（かすみがうら市上土田）

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
土浦土木事務所

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