荒屋新町駅

荒屋新町駅（あらやしんまちえき）

荒屋新町駅は、岩手県八幡平市荒屋新町に所在する、東日本旅客鉄道（JR東日本）花輪線の駅です。八幡平市の北部に位置し、旧安代町の中心駅として機能してきました。

歴史

1927年（昭和2年）10月30日：鉄道省の駅として開業。盛岡機関庫荒屋新町駐泊所が設置されました。
1951年（昭和26年）4月1日：構内に盛岡客貨車区荒屋新町派出所が設置。
1956年（昭和31年）3月15日：盛岡客貨車区荒屋新町派出所が廃止。
1961年（昭和36年）2月15日：花輪線を統括する花輪線管理所が当駅に設置されました。
1969年（昭和44年）2月10日：花輪線管理所が廃止、盛岡機関区荒屋新町支区が設置（のち廃止）。
1973年（昭和48年）3月31日：貨物の取り扱いが廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物の取り扱いが廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となりました。
1999年（平成11年）12月4日：業務委託化。荒屋新町駅長が廃止され、大更駅長管理下となりました。
2018年（平成30年）6月1日：大更駅の業務委託化に伴い、盛岡駅長管理下となりました。
2019年（令和元年）9月3日：簡易自動券売機によるきっぷ発売が終了。
2023年（令和5年）3月17日：みどりの窓口の営業が終了。
2023年（令和5年）3月18日：終日無人化。
2024年（令和6年）10月1日：えきねっとQチケのサービスを開始。

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅で、列車交換が可能です。花輪線内では唯一の2面3線構造を有しています。構内には転車台や本線に通ずる側線も存在し、盛岡駅と当駅を結ぶ区間列車が運行されています。

現在は無人駅で、盛岡統括センター（盛岡駅）の管理下にあります。乗車駅証明書発行機が設置されています。無人化される前は、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅として、みどりの窓口が設置されていました。木造の駅舎が特徴的です。

駅構内には、旧盛岡機関区荒屋新町支区の扇形機関庫と転車台が現存しており、冬季の保守作業などで現役で使用されています。記念看板も設置されています。

のりば

1番線は好摩方面、3番線は大館方面への出発信号機があり、折り返し運転が可能です。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。

2000年度（平成12年度）：データなし
2001年度（平成13年度）～2021年度（令和3年度）：データなし

駅周辺

駅周辺には以下の施設があります。

荒屋郵便局
八幡平市役所安代総合支所（旧・安代町役場）
八幡平市博物館
盛岡広域消防局 八幡平消防署安代分署
東北自動車道 安代インターチェンジ

バス路線

八幡平市コミュニティバス（安代地区）・二戸市コミュニティバス（浄法寺地区）
浄法寺路線（JRバス二戸線一部区間廃止代替路線）：両自治体による共同運行で、午前は八幡平市、午後は二戸市が運行を担当。
八幡平市コミュニティバス（安代地区）
安代地区 荒沢路線
五日市・浅沢線：安代診療所（支所）行き／浅沢地域行き
横間・曲田線：安代診療所（支所）行き／横間公民館行き
細野・赤坂田線：安代診療所（支所）行き／細野地域（小屋の畑駅・赤坂田駅方面）行き

かつては、JRバス東北二戸本線やJRバスすーぱー遊～湯～号も運行されていました。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■花輪線

小屋の畑駅 - 荒屋新町駅 - 横間駅

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