菅林直樹

菅林 直樹（すがばやし なおき）

菅林直樹は、1964年7月13日生まれの日本人実業家であり、新日本プロレスリング株式会社の取締役会長として知られています。彼の経歴とプロレス業界に対する情熱は、多くの人々に影響を与えています。

経歴

菅林は北海道出身で、高校生の頃からプロレスファンでした。特に、アントニオ猪木のタッグマッチを観戦するなど、彼のプロレスに対する愛情は深いものでした。大学は北海学園大学に進学し、在学中に全日本プロレスの宣伝カーで運転助手のアルバイトを始め、プロレス業界との接点を持つようになりました。
その後、新日本プロレスの営業担当者と親しくなり、プロレスの道へ進む決心を固めました。大学卒業後、上京し、新日本プロレスの営業部でアルバイトとして福岡国際センターを担当することになりました。この間、彼は3年間かけて、正社員としての道を切り開いていきました。

正式に新日本プロレスに入社した後は、営業部長や宣伝・ソフト事業執行役員を務め、2005年12月に副社長に昇進しました。その後、社長であったサイモン・ケリー猪木が退任を表明すると、菅林は社長代行を経て代表取締役社長に就任しました。2012年にはブシロードの子会社となったことで、菅林は新設された経営戦略室を監督し、新規事業や海外市場の開拓に力を入れることになりました。
2013年9月には、手塚要に社長職を譲り、自身は代表権を持ったまま取締役会長に就任しました。さらに、2016年には取締役会長として新たなリーダーシップを発揮していきました。

人物

菅林直樹は、営業分野での豊富な経験をもって「背広組」として新日本プロレスの経営に携わっています。彼は、「背広組の経営者は成功しない」とされるジンクスについて、自身の見解を述べており、選手たちとのバランスを取りながら経営を行う必要性を強調しています。
プロレスラーたちとの関係も重要視されており、時には業界のメディア露出にも関与しています。たとえば、彼は『ワールドプロレスリング』に出演し、飯塚高史とのエピソードやTAJIRIからの毒霧攻撃を受けるシーンが話題になるなど、プロレス界の一員としての側面も持つ人物です。また、金銭面においてクリーンであることが評価され、ユークスの新日本プロレス買収計画においても重要な役割を果たしました。

プロレス界の他の著名人からも高く評価されており、坂口征二は彼の人柄を称賛し、そのリーダーシップを支持しています。また、全日本プロレスの元社長だった内田雅之とは同郷ということもあり、親しい関係を築いています。

彼の経歴や人物像は、プロレス業界の発展に寄与していることを示しており、これからも新日本プロレスの未来に対して大きな影響を与える存在であることは間違いありません。

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