菊池温泉

菊池温泉について

菊池温泉は、熊本県菊池市の中心部、隈府（わいふ）一帯に位置する温泉地です。その泉質は弱アルカリ性で、肌に優しいことから「化粧の湯」とも呼ばれています。湯量が豊富で、良質な温泉が湧き出ています。

泉質

菊池温泉の泉質はアルカリ性単純温泉です。源泉温度は約45℃で、お湯は柔らかく、ヌルヌルとした滑らかな肌触りが特徴です。まるで肌に吸い付くような濃厚な湯は、美肌効果があると言われ、「乙女の肌」と表現されることもあります。

温泉街

温泉街には約40軒の旅館が立ち並びます。温泉街では、1000円で3カ所の温泉を楽しめる「湯巡手形」が発行されており、気軽に湯巡りを楽しむことができます。

かつては歓楽街的な要素が強く、男性客や団体客がコンパニオンを呼ぶ宴会型の温泉地として知られていましたが、近年では女性客や個人客、家族客を中心とした保養型志向へと変化しています。その流れの中で、宿泊客数は減少傾向にありましたが、地元では女将を中心として「おしどり夫婦の里」づくりを進め、「わいふ（隈府、ワイフ＝妻）の湯」「美肌の湯」を打ち出すなど、イメージアップを図っています。

また、歴史的な街並みを保存するため、住民が景観形成協定を結び、景観整備に取り組んでいます。隈府の町中を流れる築地井手を一部復元した水辺空間や、おしゃれな店舗なども整備が進んでいます。街路灯には、菊池一族の並び鷹の羽の紋章や菊池千本槍をイメージしたデザインが採用されるなど、歴史的な町並みづくりにも力が入れられています。

歴史

菊池温泉の開湯は1954年（昭和29年）と、隣接する山鹿[[温泉]]に比べると歴史は浅いです。しかし、熊本市の奥座敷として栄え、多くの人々に親しまれてきました。

2006（平成18）年11月には、菊池川流域の玉名温泉、山鹿[[温泉]]、植木温泉の3温泉地とともに「菊池川温泉郷づくり協議会」を発足させ、「菊池川温泉郷」としてのブランド化を目指し、共通商品や広域観光ルートの開発などに取り組んでいます。

アクセス

バス
熊本桜町バスターミナルから熊本電鉄バス菊池温泉ゆきに乗車し、終点「菊池温泉・市民広場前」下車。
JR九州豊肥本線肥後大津駅から九州産交バス山鹿[[温泉]]ゆきに乗車し、「菊池温泉・市民広場前」下車。
車
九州自動車道植木インターチェンジより約14km

外部リンク

菊池温泉観光旅館協同組合
* 菊池渓谷温泉 岩蔵

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