葛生町

葛生町について

葛生町は、かつて栃木県の南西部に位置していた町です。足利地方に属し、佐野市への通勤圏として機能していました。1950年には直良信夫によって化石人骨が発見され、「葛生原人」として提唱されたことで、考古学の分野でもその名を知られています。

2005年2月28日、佐野市、安蘇郡田沼町との合併により、新たに佐野市が誕生したため、葛生町は廃止されました。

地理

葛生町は、山々に囲まれた自然豊かな地域でした。

山岳:
氷室山
尾出山
三峰山（鍋山）

河川:
秋山川

歴史

葛生町の歴史は、明治時代に遡ります。

沿革:
1889年4月1日：町村制施行により、葛生町（第一次）、常盤村、氷室村が発足しました。
1947年9月5日：昭和天皇が戦後巡幸で葛生町を訪問。葛生小学校校庭が町民の奉迎場として使用されました。
1955年1月8日：葛生町（第一次）、常盤村、氷室村が合併し、葛生町（第二次）が新設されました。
2005年2月28日：佐野市、田沼町と合併し、新たな佐野市が誕生。葛生町は廃止されました。

行政

閉町時の町長は立川裕康氏でした。佐野市との合併後、新市長が選出されるまでの間、立川氏が職務代理を務めました。

地域

教育

高等学校

葛生高等学校（現：青藍泰斗高等学校）

中学校

葛生町立葛生中学校（現：佐野市立葛生中学校）
葛生町立常盤中学校（現：佐野市立常盤中学校）

小学校

葛生町立葛生小学校（現：佐野市立葛生小学校）
葛生町立南小学校（現：佐野市立葛生南小学校）
葛生町立会沢小学校（現：佐野市立葛生小学校に統合）
葛生町立常盤小学校（現：佐野市立常盤小学校）
葛生町立氷室小学校（現：佐野市立氷室小学校）

交通

鉄道路線

東武鉄道佐野線：葛生駅

道路

一般国道：国道293号

観光

葛生町には、豊かな自然と歴史を感じられる観光スポットがあります。

名所・旧跡

嘉多山公園
葛生化石館
葛生伝承館
佐野市立吉澤記念美術館
栃木県石灰石工業会館
葛の里壱番館
願成寺：謡曲『鉢木』の佐野源左衛門ゆかりの寺院。

祭事・催事

くずう原人祭

関連項目

栃木県の廃止市町村一覧

外部リンク

佐野市・田沼町・葛生町合併協議会
国土地理院 地図閲覧サービス ウオッちず
葛生町ホームページ（2005/01/30アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
牧歌舞伎 - 旧ホームページ
牧歌舞伎 - 新ホームページ


葛生町は、その長い歴史の中で多くの文化や遺産を育み、地域住民の生活を支えてきました。現在は佐野市の一部として、その歴史は語り継がれています。

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