蒲谷正之

蒲谷正之（かばや まさゆき、1982年7月2日 - ）は、神奈川県横須賀市出身の元プロバスケットボール選手。ポジションはシューティングガードで、身長183cm、体重80kg。

実妹は富士通レッドウェーブに所属していた蒲谷千恵。

10歳でバスケットボールを始めた蒲谷は、横須賀市立追浜中学校から神奈川県の名門、横浜商大高に進学。同期の君塚大輔と共に1年生からレギュラーを獲得し、2年生時にはスタメンとしてコンビを組み、チームを3年ぶりのインターハイ出場に導いた。しかし、インターハイでは福岡商業に73-75で惜敗（蒲谷は19点を記録）。同年のウィンターカップにも3年ぶりに出場し、1回戦を突破するも、2回戦で後に日本大学でチームメイトとなる日下光を擁する新潟商業高校に77-96で敗れた（蒲谷はチーム最多の24点を記録し、うち3ポイントシュート5本）。

日本大学に進学後は、インカレ優勝に貢献し、ウィリアム・ジョーンズカップにも出場。

2005年、三菱電機メルコドルフィンズに入団。2006-07シーズンには準優勝を経験。2007年には、三菱電機入団時のヘッドコーチであった福島雅人が指揮を執る富山グラウジーズに移籍し、2シーズン在籍。2008年3月には週間MVPを受賞。2009年オフに富山を退団し、三菱電機に復帰。

2011年、bjリーグに新規参入した横浜ビー・コルセアーズに移籍し、キャプテンに就任。2011-12シーズンは46試合に出場し、チームの1年目でのプレイオフ進出に貢献。2012年4月には週間MVPを獲得。2012-13シーズンには、蒲谷とトーマス・ケネディ、ドゥレイロン・バーンズの得点力の高いトリオは「ビッグ3」と呼ばれた。2013年4月27日の埼玉ブロンコス戦で39得点をマークし、bjリーグの日本人選手得点記録を更新するとともに週間MVPを受賞。レギュラーシーズン通算では3ポイントシュート成功率43.4%で最高3ポイントシュート成功率のタイトルを獲得。bjリーグプレーオフ・ファイナルのライジング福岡戦では35得点をマークしてMVPを受賞。

2018年5月に横浜ビー・コルセアーズとの契約満了が発表され、その後信州ブレイブウォリアーズに移籍し、シーズン終了後に引退。引退後はプルデンシャル生命保険に入社し、ライフプランナーとして活躍している。

主な記録としては、bjリーグでの週間MVP複数回受賞、最高3ポイントシュート成功率獲得、bjリーグファイナルMVP受賞などが挙げられる。

蒲谷正之は、その高いシュート力とリーダーシップで、多くのチームを勝利に導いた名選手である。

もう一度検索