藤原忠成

藤原忠成（ふじわらのただなり）は、平安時代後期に活躍した貴族です。藤原北家御子左流の流れを汲み、権中納言・藤原俊忠を父に持ちます。官位は正五位下・民部大輔。

生涯

忠成は、鳥羽天皇、崇徳天皇、近衛天皇、後白河天皇、二条天皇の五帝に仕え、その間、少納言や治部少輔などの要職を歴任しました。久安3年（1147年）には民部大輔に任ぜられました。しかし、官位には恵まれず、最終的な位階は正五位下にとどまりました。一方で、子息である藤原光能は参議にまで昇進しています。

官歴

天治2年（1125年）12月25日：従五位上に叙せられる
大治2年（1127年）正月1日：少納言に任ぜられる
久安3年（1147年）日付不詳：民部大輔に任ぜられる

系譜

父：藤原俊忠
母：藤原敦家の娘
妻：源季忠の娘
男子：藤原光能（1132年-1183年）
生母不詳の子女
男子：藤原惟綱
男子：昌雲
男子：重慶
女子：徳大寺公能の妾
女子：以仁王の妾
女子：持明院基宗の室

参考文献

* 『尊卑分脈』

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