藤友会

藤友会の概要

藤友会（とうゆうかい）は、日本の静岡県富士市に本部を構える暴力団であり、山口組系の有力な団体です。後藤組の流れを汲む組織であり、六代目山口組における二次団体とされています。初代会長は後藤組の組長であった後藤忠政の長兄、後藤守孝です。

来歴

藤友会は長い歴史を持つ組織であり、1988年には塚本修正が会長に就任しました。後藤組が山口組から除籍となり、2008年に解散する際、藤友会は後藤組の地盤を引き継ぐ形で、同年に山口組の直系組織となりました。この変遷は、藤友会がいかに後藤組と深く結びついているかを示しています。藤友会はこれまでに何度も家宅捜索を受けており、特に平成25年5月の事件は注目されました。この事件は、組員が富士市内のスナック店で発生させたもので、静岡県警が藤友会本部や六代目山口組総本部を同時に捜査するという前代未聞の事態となりました。

静岡県における活動

静岡県内では、藤友会は山口組系の他の組織と並んで活動しています。具体的には、同じく山口組系の「國領屋一家」「一力一家」「清水一家」「良知組」「弘道会」「小西一家」が存在し、さらに稲川会系の「大場一家」「東一家」「森田一家」、極東会系の「松山連合会」「眞誠会」といった他の組織とも関係が深いです。これにより、藤友会は静岡県内での活動が見られる代表的な暴力団の一つとなっています。

会長のプロフィール

会長を務める塚本修正氏は、1953年に生まれ、17歳で後藤忠政と出会い、暴力団の道を歩み始めました。1987年には後藤組の若頭補佐に抜擢され、同時に藤友会の副会長にも就任しました。翌年、塚本氏は藤友会の会長に就任しましたが、その後「山一抗争」と関連する事件に巻き込まれ、長期間服役することになりました。1999年に出所した後は、後藤組の組織委員長に就任し、2001年からは同組の総本部長を務めました。

後藤組が解散した2008年以降は、藤友会を山口組の直参としました。2012年には、彼を含む暴力団組員が、暴力団であることを隠してゴルフ場を利用した詐欺容疑で大阪府警に逮捕されるという事件も発生しました。

藤友会は、日本社会において暴力団としての存在感を示しており、今後の動向も注視される必要があります。

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