行徳駅

行徳駅の概要

行徳駅（ぎょうとくえき）は、千葉県市川市行徳駅前二丁目にある東京メトロ東西線の駅で、駅番号はT20です。この駅は1969年に開業し、以来多くの改修や設備の導入が行われてきました。プラットフォームは相対式で、2面2線を備えた高架駅です。

駅の歴史

行徳駅は1969年3月29日に開業し、その後様々な変遷を経てきました。1991年には改修工事が完了し、施設が近代化されました。2000年には周辺の妙典駅が開業したため、当駅発着の列車は妙典駅始発・終着となりました。また、2004年には営団地下鉄が民営化され、東京メトロに継承されました。2007年からはICカード「PASMO」が利用できるようになり、続いて2014年には太陽光発電システムが導入されました。2015年には発車メロディが導入され、2015年6月11日からは向谷実によるメロディが使用されています。最新の情報として、2023年6月30日に商業施設「M'av行徳」がオープンしました。

駅構造と設備

行徳駅は高架に位置し、2面のホームを持つ相対式の構造をしています。設計には将来的に待避線を整備する計画が含まれていたため、ホームの形状がわずかに湾曲している点が特徴です。駅は単一の改札口を有し、内側コンコースから各ホームへは階段、エスカレーター、エレベーターでアクセスできます。また、トイレは改札内のコンコースにあり、多機能トイレも併設されています。

行徳駅は「浦安駅業務管区行徳地域」として、周囲の駅の管理も行っています。

発車メロディについて

行徳駅では、2015年に発車メロディが導入されており、1番線では「A Day in the METRO」、2番線では「Beyond the Metropolis」の曲が流れます。これにより、停車する列車の発車時をより楽しく、安心感を持って迎えられるようになっています。

駅周辺の環境

駅の南側には首都高速湾岸線が走り、北側には千葉県道6号市川浦安線（行徳バイパス）が存在します。周辺にはバス停も整備されており、羽田空港行リムジンバスや市川市コミュニティバスが利用されています。駅前には広場やベンチが設置されており、北口側にはバス停と、南口側には交番とタクシー乗り場があります。ただし、駅構内にはロータリーが整備されていないため、混雑が見られることがあります。

行徳駅周辺は、かつて行徳塩田が存在し、白鷺が舞う美しい景観が広がっていた地域でした。古くは駅に靴を洗う設備もありましたが、今では様々な施設が整い便利な交通拠点となっています。

利用状況

2023年度の行徳駅の1日平均利用者数は52,701人で、東京メトロ全130駅中69位を占めています。妙典駅開業前は、快速停車駅である浦安駅よりも多くの利用者を誇っていましたが、その後は妙典駅の影響を受ける形で利用者数が減少しています。

行徳駅は長い歴史の中で地域の重要な交通インフラとして多くの人々に利用されてきました。今後も便利な交通機関としての役割を果たし続けることでしょう。

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