西丸子駅

西丸子駅 (にしまるこえき) について

西丸子駅は、かつて長野県小県郡丸子町（現在の上田市）に位置していた、上田丸子電鉄西丸子線の終点駅でした。この駅は、地域の足として利用されていましたが、路線の廃止に伴い、その役割を終えました。

駅の構造

西丸子駅は、駅舎、1面1線のホーム、そしてホームの手前に留置線があるという、比較的シンプルな構造でした。終着駅であり、有人駅であったにもかかわらず、その規模は小さく、普段は閑散としていました。

歴史

西丸子駅の歴史は、以下の通りです。

1926年（大正15年）8月12日：上田温泉電軌依田窪線の駅として開業しました。
1939年（昭和14年）8月30日：上田電鉄への社名変更に伴い、地方鉄道となり、西丸子線と改称されました。
1943年（昭和18年）10月21日：上田電鉄と丸子鉄道が合併し、上田丸子電鉄が発足。西丸子線は、上田丸子電鉄の路線となりました。
1961年（昭和36年）6月29日：梅雨前線豪雨により甚大な被害を受け、西丸子線は休止となりました。
1963年（昭和38年）11月1日：西丸子線の廃止に伴い、西丸子駅も廃駅となりました。

駅の賑わい

普段は静かな駅でしたが、近隣にある常楽寺北向観音の二年参りの際には、多くの人々で賑わいました。この時期には、丸子線の丸子町駅から応援部隊が派遣されるほどでした。

廃止後の状況

路線廃止後、代替としてバス路線が運行されるようになりました。しかし、西丸子駅があった場所にはバス停は設置されず、一つ手前の河原町駅の代替である河原町停留所から、丸子町駅（上田丸子電鉄丸子線廃止後はバスターミナル）へ直接向かうルートとなりました。

現在、西丸子駅の跡地は上田市丸子消防署の駐車場として利用されており、駅の痕跡は全く残っていません。

隣の駅

上田丸子電鉄西丸子線において、西丸子駅の隣には以下の駅がありました。

河原町駅 - 西丸子駅

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
廃駅

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