西別所駅

西別所駅の概要

西別所駅（にしべっしょえき）は、三重県桑名市大字西別所に位置する三岐鉄道北勢線の駅で、駅番号はH03です。1914年に北勢鉄道の駅として開業し、その後複数の会社に一度は所属しましたが、2003年に現在の三岐鉄道に譲渡されました。駅の歴史は長く、その変遷を経て、地域の交通の要所となっています。

駅の歴史

• - 1914年（大正3年）4月5日: 北勢鉄道として開業。
• - 1934年（昭和9年）6月27日: 社名変更により北勢電気鉄道に。
• - 1944年（昭和19年）2月11日: 会社合併により三重交通の駅となる。
• - 1964年（昭和39年）2月1日: 事業譲渡により三重電気鉄道の駅になりました。
• - 1965年（昭和40年）4月1日: 近畿日本鉄道の駅に編入。
• - 1977年（昭和52年）4月20日: ホームを延伸。
• - 1996年（平成8年）4月1日: 無人駅化。
• - 2003年（平成15年）4月1日: 三岐鉄道に事業譲渡。
• - 2004年（平成16年）3月25日: 新駅舎の供用開始。

駅の構造

西別所駅は、単式ホームが1面1線を有する地上駅です。駅舎はホームの横に位置しており、無人駅ですが、監視カメラを設置し、東員駅からの遠隔監視が行われています。駅舎内には自動券売機や自動改札機が整備されており、バリアフリーにも対応しています。トイレは改札内にあり、多目的トイレも完備されていますが、待合室は設けられていません。

利用状況と周辺環境

西別所駅の利用人数は、三重県の統計によると、毎日の平均乗車人員が記録されています。駅周辺には桑名西別所郵便局や国道258号、国道421号があり、交通の便が良好です。また、八風バスの「西別所」停留所も近く、地域住民にとって便利なアクセスが確保されています。

駐車場と自転車駐輪場

西別所駅には無料駐輪場が設けられており、30台分のスペースがありますが、近隣の他の駅に比べて止められる台数は少ないです。駐車場は整備されておらず、パークアンドライドの利用は困難ですが、駅前には車を少し停めるスペースがあります。

バリアフリー対応

この駅は、「三重県だれもが住みよい福祉のまちづくり推進要綱」に基づいた整備がされていることで、バリアフリーに配慮されています。自動改札機の一部は車椅子対応型となっており、より多くの利用者が快適に過ごせるような工夫が施されています。

最後に

西別所駅はその長い歴史とともに、地域の重要な交通拠点であり続けています。近年の設備更新により、利用者の便宜を図る施策も進められており、今後も地域に根ざした駅として運営されていくでしょう。

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