西唐津駅

西唐津駅の概要と歴史

西唐津駅（にしからつえき）は、佐賀県唐津市二タ子二丁目に位置し、九州旅客鉄道（JR九州）の唐津線の終着駅です。この駅は、筑肥線の東側区間（姪浜 - 唐津間）で運行される列車の多くが停車し、朝夕には筑肥線西側区間（山本 - 伊万里間）の列車も利用されるため、地元住民にとって重要な交通手段となっています。また、当駅は筑肥線直通列車の駅番号JK21が付与されています。特に佐賀県の最北端に位置するため、最も遅くまで最終列車が到着する駅でもあります。

駅の歴史

西唐津駅の歴史は1898年（明治31年）に遡ります。この年、唐津興業鉄道の妙見駅として開業しました。1902年に唐津鉄道が九州鉄道に統合され、1905年には現在の名称である西唐津駅に改名されました。鉄道の国有化は1907年に行われ、その後、1982年には現在の駅舎が完成しました。その年の11月には、当駅と大島駅間の貨物支線が廃止されています。

1983年には唐津線の一部が電化され、駅構内も電化されましたが、この際に無人化されました。その後、1987年の国鉄分割民営化により、JR九州に移管されました。1994年には駅内に直営のコンビニエンスストアがオープンしました。

近年では、2010年にICカード乗車券「SUGOCA」に対応し、2022年にはきっぷ売り場が営業を終了し、完全に無人駅として運営されています。

駅の構造

西唐津駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。しかし、構内は広いため、ホームのない副本線が2本と多数の側線があります。これら側線は、佐賀鉄道事業部唐津運輸センターの用途に供されています。なお、唐津線は唐津駅と当駅間の1駅間のみが電化されています。

出入口には簡易のSUGOCA改札機が設置されており、利用客は便利に駅を利用することができます。

利用状況と周辺

2022年度の1日平均乗車人員は378人でした。近年、乗車人員の推移はその地域の交通利用状況を反映しています。

駅前には昭和バスが運行する「西唐津駅前」バス停が設置されており、唐津市中心部や呼子町・玄海町方面へのアクセスが可能です。このように、バス網との連携もあり、周辺地域との移動が非常に便利です。

隣接駅

西唐津駅の隣には、唐津駅（JK20）があり、唐津線の快速・普通列車が行き来しています。また、筑肥線も利用可能で、伊万里方面の列車は西唐津駅から唐津駅へと続きます。

まとめ

西唐津駅はその長い歴史とともに地域の交通の要所として機能し続けています。市民にとって重要な役割を担っており、今後もその発展が期待されています。

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