西宮駅 (阪神)

西宮駅について

西宮駅（にしのみやえき）は、兵庫県西宮市田中町に位置する、阪神電気鉄道本線の駅で、駅番号はHS 17です。平日朝に運行される区間特急を除くすべての営業列車が停車するため、西宮市の中心的な駅となっています。近隣には市役所や西宮神社があり、地域の交通の要所として機能しています。また、他の交通機関にアクセスする際の拠点ともなっています。

歴史

• - 1905年（明治38年）4月12日：阪神本線の開業と同時に、当駅も開業されました。
• - 1990年（平成2年）9月1日：接近・発車メロディが導入されました。
• - 1995年（平成7年）1月17日：阪神・淡路大震災により運休。その後、1月26日に一部区間の運行が再開され、6月には全線復旧しました。
• - 1998年（平成10年）5月30日：下り線が高架駅として改築されました。
• - 2001年（平成13年）3月3日：上り線も高架化され、当駅と西宮東口駅が統合されました。
• - 2014年（平成26年）4月1日：駅番号が導入され、阪神電車の駅としての名称も確立されました。
• - 2020年（令和2年）3月14日：急行が区間急行に変更され、当駅が新たな停車駅となりました。

「鉄道唱歌」にも登場する西宮駅は、かつて海水浴場があり、地域の活気を象徴していました。駅前は戎の神に参詣する人々で賑わい、地方文化の中心地でもあります。

駅の構造

西宮駅は、待避設備を備えた島式ホーム2面4線の高架駅です。1980年から始まった立体交差化事業によって、約20年以上の歳月を経て現在の形になりました。神戸寄りには引き上げ線が2本設置されており、主に急行列車がここで折り返します。この駅のホームは、将来的な運用を考慮して200メートルに延長されています。また、かつての地上駅時代の名残として「えびす口」や「市役所口」という名称が付けられています。駅構内にはエビスタ西宮という商業施設も存在し、便利な立地を誇ります。

利用状況

2019年には1日平均乗車人員が24,126人に達しており、地域の主要な交通手段として多くの人に利用されています。JRの西宮駅よりも多い数字ですが、阪急の西宮北口駅よりは少し下回ります。

駅周辺の施設

西宮駅の近くには、多くの公共施設が所在しています。市役所や西宮神社、さらには様々な商業施設、医療機関が集まっており、利便性が高い地域です。また、西宮スタジアム跡地には商業施設「阪急西宮ガーデンズ」が開業し、ますます発展を遂げています。2030年には駅北側の再開発も予定されており、今後の展開が期待されています。

公共交通機関も充実しており、阪神バスや空港リムジンバスなどの多様な路線が運行されています。駅からは多くのバス路線が利用可能で、近隣の主要地点へのアクセスが容易です。また、待機するタクシー乗り場も、北口、南口、東口にそれぞれ設けられています。

西宮駅は、その歴史的背景と地域資源、充実した交通網により、多くの人々に愛され続けている駅となっています。

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