西福寺 (魚沼市)

西福寺（さいふくじ）

西福寺は、新潟県魚沼市に所在する曹洞宗の寺院です。1534年（天文3年）に、波多野義重を開基、芳室祖春を開山として天台宗の寺院として創建されました。その後、曹洞宗へと改宗し、現在に至っています。

寺院は、江戸時代の名工として知られる石川雲蝶の彫刻作品が数多く残されていることで広く知られています。その卓越した技術から「日本のミケランジェロ」と称されることもあります。

開山堂

開山堂は、西福寺の開山である芳室祖春と、曹洞宗の宗祖である道元禅師を祀るために、第23世住職の蟠谷大龍によって建立されました。1852年（嘉永5年）に起工し、1857年（安政4年）に完成しました。

開山堂内部には、見事な彫刻が施されており、特に天井には石川雲蝶が6年の歳月をかけて制作したとされる「道元禅師猛虎調伏の図」があります。この絵は、約5.5メートル四方という巨大なもので、見る者を圧倒する迫力があります。

文化財

開山堂に施された石川雲蝶による彫刻は、その芸術的価値が認められ、新潟県指定有形文化財に指定されています。

交通アクセス

西福寺へのアクセスは以下の通りです。

鉄道:
JR上越線 八色駅より東へ約2.5 km（徒歩約35分）
JR浦佐駅またはJR小出駅から南越後観光バスを利用し、「虫野上口」バス停下車後、徒歩約15分

外部リンク

西福寺開山堂
名工・石川雲蝶の作品をじっくり堪能するバスツアー
名工・石川雲蝶の作品をじっくり堪能するバスツアー (ishikawaunshou) - Facebook

注釈

* 本記事の情報は2023年11月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

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