西鉄久留米バスセンター

西鉄久留米バスセンター

福岡県久留米市に位置する西鉄久留米バスセンターは、交通の要所として多くの路線が交差する重要なバスターミナルです。西鉄久留米駅と隣接しており、利用者にとっては非常に便利なスポットとなっています。この施設は西鉄バス久留米が管理しているものの、別の運営事業者である堀川バスも乗り入れています。

歴史

西鉄久留米バスセンターの歴史は、1924年の九州鐡道終着駅としての開業に始まります。当初からバスターミナルが併設されており、1969年には駅の高架化が行われ、新しいバスターミナルが完成しました。その際、同時に県南部初のターミナル商店街「久留米西鉄名店街」が設置され、多くの買い物客で賑わいました。

1971年には駅ビルの3階と4階が完成し、名店街はその面積を大きく広げましたが、1983年には改装工事のために全店が一時休業。その後、エマックス・クルメとして新装オープンを果たし、街の中心部としての機能を維持しています。また、2003年には大規模なリニューアルが行われ、今の形のバスターミナルへと進化しました。

乗り場と路線情報

西鉄久留米バスセンターは、駅の西口1階に位置しています。乗り場は5方向に分かれており、改札階とは南側のエスカレーターでつながっています。ここからは、JR久留米駅方面や花畑方面、さらに諏訪野町、文化センター、警察署方面の路線が出発します。基本的には西鉄バス久留米が運行を担っていますが、特定の路線では西鉄バス佐賀も運行しています。

各乗り場詳細

• - 0番のりば: 西鉄観光バスや臨時バス運行のための乗り場です。
• - 1番のりば: 福岡空港行きの高速バスが発着し、定期券発行所に隣接しています。
• - 2番のりば: 南方面や各種の地域路線が発着する乗り場です。複数の系統が運行されています。
• - 3番のりば: 文化センター方面への路線が集まるエリア。多くの学生が利用するポイントです。
• - 4番のりば: 市役所経由でJR久留米駅へ向かう系統が出発。
• - 5番のりば: 荘島経由でJR久留米駅行きのバスが発着します。
• - 6番のりば: JR久留米駅を越えて西へ向かう路線や佐賀、鳥栖方面へのバスが利用されます。
• - 7番のりば: 羽犬塚方面への路線がここから出発します。
• - 8番のりば: 堀川バスの路線専用で、こちらも西鉄バスが終点になることがあります。

今後の展望

西鉄久留米バスセンターは、地域交通の要として今後も多様なニーズに応える施設であり続けることが期待されています。特に、駅ビル内にあるミスタードーナツは日本一の売上を誇ったこともあり、人気の施設として定着しています。また、駅東口にもバス停が設置されており、駐車場や交通アクセスの改善が求められています。今後も地域の交通網を支える重要な役割を果たしていくことでしょう。

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