西鉄五条駅

西鉄五条駅の概要

西鉄五条駅（にしてつごじょうえき）は、福岡県太宰府市の五条二丁目にある西日本鉄道（西鉄）の太宰府線の駅です。この駅は「D01」という駅番号が付与されており、地域住民にとって重要な交通の要所として機能しています。

駅の歴史

西鉄五条駅の歴史は1902年に遡ります。初めて開かれた五条駅は太宰府軌道上にあった駅であり、長い歴史の中で幾度も改称や改築が行われてきました。1927年には路線改築に伴い一度廃止されましたが、1928年には五条口駅として再び開業し、その3年後の1931年には五条駅に名称を変更しました。

1942年には種鶏場前駅に改名された後、1948年には現在の西鉄五条駅に改称されています。1971年と1994年の二度にわたり駅舎の改築が行われ、また2017年からは駅ナンバリングが導入されました。

駅構造

この駅は地上に位置するように設計されており、ホームは島式が2面2線の形状をしています。少々カーブしており、幅も狭いため、利用する際は注意が必要です。具体的には、すべての発着列車が1・3番のりばから出発し、2番のりばは使用されないという独特な配置が特徴です。

利用状況

2022年度のデータによると、1日の平均乗降人員は約5,053人であり、地元住民や通勤・通学する人々の利用が見込まれます。この数字からも、駅が地域にとっていかに重要な交通機関であるかが伺えます。

駅周辺の環境

西鉄五条駅周辺は、太宰府市の中心市街地にあたります。観光地として有名な太宰府天満宮からは少し離れていますが、周囲には地元住民を対象にした商業施設が豊富にあります。市役所も駅から近く、まさに地域の中心的な役割を果たしています。
また、駅周辺には多くの病院や医療機関があり、医療面でもとても充実しています。筑紫女学園大学や福岡女子短期大学といった教育機関も近隣にあり、多くの学生が日常的に利用しています。

交通アクセス

周辺の主要な道路には福岡県道35号筑紫野古賀線や福岡県道76号筑紫野太宰府線、さらには国道3号もあります。これにより、地域内外へのアクセスが非常に便利です。また、駅前には十分なバス路線が整備されており、太宰府市コミュニティバス「まほろば号」なども運行されています。

名所旧跡

近隣には観世音寺や戒壇院、大宰府政庁跡などの名所も点在しており、地域の歴史や文化にも触れることができます。これらの名所に向けたアクセスも良好で、多くの観光客が訪れる魅力的な場所でもあります。

西鉄五条駅は、地域住民の生活を支えつつ、歴史的にも豊かな背景を持つ便利な駅として、多くの利用者に愛され続けています。

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