福岡県道76号筑紫野太宰府線

福岡県道76号筑紫野太宰府線の概要

福岡県道76号筑紫野太宰府線は、筑紫野市から太宰府市まで伸びる主要地方道です。この道は筑紫野市の大字山家を起点に、太宰府市の観世音寺3丁目を終点としています。路線は美しい自然に囲まれた地域を通り、多くの観光名所や生活の拠点の近くを走っています。

行程と経路

筑紫野市大字山家の国道200号との交点から北西方向へ進むと、筑紫野市大字原で西へと方向を変え、太宰府市に入ります。その後、太宰府市中心部を西に向かって進み、福岡県道・大分県道112号福岡日田線との交差点に至ります。

さらに進むと、筑豊本線（原田線）をアンダークロスし、宮地岳が掘られた鳥越トンネルを通過します。このトンネルを抜けると、福岡県農業総合試験場や農業大学校の近くを通り、一度南西へ向きを変えて太宰府市に入ります。

太宰府市内に入ると、筑紫女学園大学の前で急カーブを曲がります。その後、太宰府天満宮の神苑の南側を通り、九州国立博物館への道と接続する地点を通過します。住宅エリアを抜けながら西鉄太宰府線を踏切で越え、梅大路交差点で左折します。

ここからは福岡県道35号筑紫野古賀線との重複区間となり、五条交差点で再度道が分かれます。この区間では、太宰府市役所や観世音寺、大宰府政庁跡などの重要な地点を通り過ぎます。最終的に関屋交差点で福岡県道・大分県道112号福岡日田線と接続し、ここが終点となります。

交通と渋滞

この県道は福岡市中心部から九州国立博物館への最短ルートとなるため、大変重要な交通路です。しかし、梅大路交差点周辺では渋滞が頻繁に発生するため、九州国立博物館方面へのアクセスには迂回路の利用が推奨されています。

道路施設

福岡県道76号にはいくつかの橋梁やトンネルが存在します。特に、鳥越トンネルは延長234メートルであり、2008年に完成しました。主な橋梁には小古野橋、吉木橋、原橋、五条橋などがあり、各所で周囲の河川を越えています。

沿線の名所

筑紫野太宰府線沿いには多くの観光スポットや施設があります。太宰府市内では九州国立博物館や太宰府市役所、観世音寺、大宰府政庁跡などがあり、地元の文化や歴史を感じることができます。また、筑紫女学園大学や太宰府ゴルフ倶楽部などの教育機関も点在しています。

注意点

沿線にはやや道幅が狭くなっている箇所もあり、時には慎重な運転が求められますが、自然の風景を楽しみながらのドライブが可能です。しっかりとした交通ルールの遵守が大切です。

福岡県道76号筑紫野太宰府線は、地域住民や観光客にとって欠かせない重要な道路であり、周囲の魅力的なスポットを効率よく結ぶ役割を担っています。

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