西鉄建設

西鉄建設株式会社

西鉄建設株式会社（にしてつけんせつ、Nishitetsu Construction Co., Ltd.）は、福岡市中央区に本社を構える建設業者です。この企業は西鉄グループの一部であり、総合建設業を行っています。主な事業内容には、西鉄が手がけるマンションや商業店舗の建設、駅や商業施設の改修などが含まれます。

事業内容

西鉄建設は福岡の地域密着型のゼネコンとして、多様な建築物を手掛けています。鉄筋コンクリート造（RC）、鉄骨鉄筋コンクリート造（SRC）、鉄骨造（S）など、さまざまな建築方法を用いることで、規模に関わらず豊富な経験を積んでいます。特に、西鉄グループの施設は多く、福岡ビル街区の建替事業や福岡空港国内線旅客ターミナルの再整備、さらにはららぽーと福岡など、大規模プロジェクトの建設にも参加しています。

近年では、公共施設や教育機関、医療施設など、西鉄グループ以外のプロジェクトに取り組む機会も増えています。具体的には、なみきスクエアや福岡市立西都北小学校の新設工事、またいくつかの小学校の増改築などが含まれます。2015年には、西鉄柳川駅のリニューアル工事がグッドデザイン賞を受賞するなど、高いデザイン性でも評価されています。

また、同社はハウジング事業にも力を入れています。ツーバイフォー住宅や在来工法を活用して戸建住宅を建設するほか、古民家を再生したホテル「カルティア太宰府」も手掛けています。これにより、地域に根ざした住宅づくりを通じて質の高い住環境を提供しています。

広告事業

西鉄建設は、広告事業にも参入しています。この事業では、屋外広告物の制作や管理を行い、西鉄グループの建築物に関連する看板の設置や管理を担当しています。また、博多どんたくの花自動車に関しても、同社の広告事業部が施工しています。最近では、駅を含む場所でのデジタルサイネージの施工にも取り組んでおり、広告媒体の多様性を追求しています。

沿革

この会社の歴史は1954年、久留米市津福本町にて西日本車両株式会社が設立されたことから始まります。1967年には広告事業部門が設立され、1968年には建設事業部門も発足しました。そして1970年、西日本車両株式会社は西鉄産業株式会社に改称します。2002年には電車・自動車整備修理部門が分割され、西鉄産業は西鉄建設株式会社として新たなスタートを切りました。そしてこの改称とともに、西鉄興産は西鉄テクノサービス株式会社へと変わりました。

西鉄建設株式会社は、地域に根ざした建設業を展開し、幅広い事業を通じて福岡の発展に寄与しています。今後も地域社会に貢献していく企業として期待されています。

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