誕生 〜BIRTH〜

アルバム『誕生 〜BIRTH〜』の概要



『誕生 〜BIRTH〜』は、1989年11月21日にリリースされた岩崎宏美の20枚目のオリジナルアルバムで、益田宏美という名前で発表されました。このアルバムは、彼女の最初の結婚後に制作されたものであり、特に妊娠中の感情や体験を表現しています。妊娠8か月の期間に音楽制作を行ったことから、タイトルにもその気持ちが表れています。

このアルバムは、同世代の女性たちに特に共感を呼び、小さな子供を持つ母親たちの間でヒットしました。発売から1年間で7万枚の売上を記録し、1991年には毎月2000〜3000枚の注文が入るという長寿作品になりました。これは「胎教&育児3部作」として、『家族 〜FAMILY〜』や『きょうだい』とともに位置づけられています。

楽曲の特徴



アルバムに収録されているオリジナル曲は、以下の3曲です:

他の楽曲はクラシック音楽の名曲に日本語の歌詞を付けたものであり、これには岩谷時子が作詞を担当しています。全ての編曲とオーケストレーションは樋口康雄が行い、彼の指揮のもと、女性アンサンブル「ポワソン」が演奏に参加しています。アルバムのジャケットにはおおた慶文によるイラストが使用されています。

復刻版について



『誕生 〜BIRTH〜』は、2008年6月25日に、益田宏美名義で制作された3枚のアルバムを含むボックスセット『「誕生」「家族」「きょうだい」BOX』として再発売されました。このボックスセットは、岩崎宏美名義のもとにリリースされ、ボーナストラックとしていくつかのオリジナルカラオケも収録されています。ボーナストラックには、「夢見るように愛したい」や「愛という名の勇気」などの楽曲があります。

曲目一覧



オリジナル盤


  • - 夜空で星が生まれるように -プロローグ-
  • - 神様 見てよ
  • - ブラームスで子守唄
  • - 初めてのダンス
  • - 1mmの幸せ
  • - アンダンテ・カンタービレ
  • - 子供の情景
  • - 夢のあとに
  • - 聖母たちのララバイ
  • - 夜空で星が生まれるように -エピローグ-

CD(2008年盤)



制作スタッフ



アルバムの制作には、数多くの専門家が関わっています。オーケストレーションと指揮は樋口康雄が担当し、エンジニアリングには田辺章男や小池秀彦が協力しました。また、録音はビクター・スタジオといった施設で行われ、さまざまなアーティストたちが演奏に参加しています。このようにして、『誕生 〜BIRTH〜』は岩崎宏美の音楽キャリアにおいて重要な作品となりました。

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