誕生院

誕生院（たんじょういん）は、佐賀県鹿島市にある新義[[真言宗]]の大本山寺院で、山号を密厳山（みつごんざん）と称します。本尊は錐鑽身代不動明王（きりもみみがわりふどうみょうおう）です。

沿革

この寺院は、真言宗の中興の祖であり、新義[[真言宗]]の開祖である興教大師（こうぎょうだいし）覚鑁（かくばん）の誕生の地に建てられました。室町幕府3代将軍である足利義満（あしかがよしみつ）が発願し、応永12年（1405年）に定成（じょうせい）によって創建されました。

しかし、戦国時代の永禄元年（1558年）に兵火によって焼失し、一時廃滅しました。その後、大正2年（1913年）に鍋島直彬（なべしまなおあき）によって復興され、現在に至ります。

文化財

誕生院には、以下の文化財が所蔵されています。

絹本著色八字文殊菩薩騎獅図（けんぽんちゃくしょくはちじもんじゅぼさつきしず）
佐賀県指定文化財（美術工芸品）として、1971年3月28日に指定されました。
現在は佐賀県立博物館に寄贈され、所蔵されています。
南北朝時代の作と推定されています。
獅子に乗る半跏趺坐（はんかふざ）の文殊菩薩像が描かれています。

脚注

特筆すべき脚注はありません。

関連項目

根来寺（ねごろじ）：新義[[真言宗]]の主要な寺院の一つです。

外部リンク

新義[[真言宗]] 大本山 誕生院公式ホームページ
http://www.tanjoin.or.jp/

誕生院は、歴史と文化が深く結びついた由緒ある寺院であり、多くの人々にとって心の拠り所となっています。その美しい伽藍や文化財は、訪れる人々に静寂と安らぎを与え、歴史の重みを感じさせてくれます。特に、興教大師覚鑁の生誕地であることから、新義[[真言宗]]の信仰において重要な場所とされています。また、復興に尽力した鍋島直彬の功績も忘れてはならないでしょう。

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