誠友会

誠友会（せいゆうかい）について

誠友会は、北海道札幌市を本拠地とする暴力団で、六代目山口組の二次団体に位置付けられる組織です。北海道で最大の規模を誇り、その背景には長い歴史があります。

組織の歴史

誠友会の起源は1963年に遡ります。その年、長岡宗一、石間春夫、谷内二三男の3人によって『北海道同志会』が設立され、長岡が初代会長に就任しました。創設当時、同組織は道内の的屋系と博徒系の連合体である北海道同行会のメンバーであり、本州の暴力団との関係を持つことは禁じられていました。

しかし、1985年に誠友会が山口組の傘下に入ることで、北海道の暴力団の権力構造は大きく変化しました。多くの所属団体が本州の組織の傘下に移行した結果、北海道同行会は崩壊しました。これ以降、誠友会も本州の組織との絡みを持つことになります。

1989年には、稲川会の系列団体との間で「札幌抗争」として知られる抗争が発生しました。この事件をきっかけに、当時の組織内での緊張感が高まりました。さらに、1990年には総長の石間春夫が共政会系の組員に射殺されるという衝撃的な事件が発生しました。これが『札幌事件』と呼ばれるもので、組織内に与えた影響は計り知れませんでした。

組織の情勢

現在の誠友会の本部は、札幌市中央区南7条西6丁目に位置しています。組織の運営は極秘に行われており、詳細な組織図は非公開となっています。

歴代のリーダー

• - 北海道同志会: 初代の会長は長岡宗一
• - 誠友会の歴代リーダーは以下の通りです：

- 初代：石間春夫
- 二代目：田村武志（2001年に肝臓病で逝去）
- 三代目：船木一治（1944年生まれ、2013年に死去、2001年12月に山口組の直参となる）
- 四代目：渡部隆（2024年3月7日に死去）
- 当代五代目：関谷弘志（六代目山口組若中）

誠友会は歴史的に重要な役割を果たしてきた暴力団であり、その影響力は今も続いています。これからも、その動向に注目が集まることでしょう。

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