谷口徹 (囲碁)

谷口徹（たにぐち とおる）

1996年5月15日生まれ、兵庫県神戸市出身の囲碁棋士。関西棋院所属、森山直棋九段門下で、五段。

経歴

岡山県で生まれた谷口は、5-6歳の頃にアニメ『ヒカルの碁』をきっかけに囲碁に興味を持つ。父親とルールブックを読みながら囲碁を始めたという。小学校入学と同時に神戸市へ移住。

2006年、小学4年生で出場した第27回少年少女囲碁大会で8位入賞。翌2007年の第28回大会では見事優勝を飾る。その後、関西棋院の院生となり、2011年9月に15歳でプロ入りを果たす。

2014年には、第40期天元戦で自身初の七大棋戦本戦に進出するも、1回戦で河野臨九段に敗れる。2016年、第41期新人王戦では決勝に進出。大西竜平との三番勝負に臨んだが、2連敗を喫し初タイトル獲得とはならなかった。同年、関西棋院賞新人賞を受賞。

2021年にはNHK杯に初出場するも、1回戦で富士田明彦七段に敗退。第47期碁聖戦では本戦2回戦まで進出した。同年、関西棋院賞谷口賞を受賞。

2022年、第47期棋聖戦で初のCリーグ入りを果たすも、2勝3敗で陥落。一方、非公式戦である関西囲碁オープン2022ではAクラスで優勝を果たした。

人物

趣味は野球、フットサル、麻雀と多岐にわたる。

囲碁の魅力はその自由さにあると語り、誰も思いつかないような好手を発見できた時に喜びを感じるという。対局前日には勢いをつけるために飲みに行くことが多く、対局後も先輩や同年代の棋士と親睦を深めている。

2020年からは関西棋院の院生師範を務める傍ら、吉川一、小松大樹、佐田篤史、阿部良希らと共に大阪こども囲碁道場の師範としても活動し、後進の育成にも力を注いでいる。

2019年12月22日には、将棋の女流棋士である長谷川優貴と結婚。

棋歴

新人王戦 準優勝（2016年・第41期）

受賞歴

関西棋院賞
新人賞（2016年）
谷口賞（2021年）

昇段履歴

2011年9月 入段
2014年9月 二段
2017年1月 三段
2019年12月 四段
2021年1月 五段

外部リンク

関西棋院 谷口徹紹介ページ
谷口徹 囲碁棋士 (@toruyadee) - X（旧Twitter）
大阪こども囲碁道場

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