谷田部バイパス

谷田部バイパス概要

谷田部バイパス（やたべバイパス）は、茨城県つくば市で設けられた国道354号のバイパス道路です。この道路は、つくば市真瀬から赤塚までの区間を結び、現在は部分的に供用されています。バイパスの整備は、地域の交通混雑の緩和や利便性の向上を目的としています。

バイパスの特徴

このバイパスは、つくば市真瀬の茨城県道45号つくば真岡線の真瀬入口交差点から、学園西大通りの稲荷前交差点までをつなぎます。バイパスは現道の北側に平行して整備され、交通の流れをスムーズにする役割を果たしています。1999年に都市計画が決定され、真瀬入口交差点から学園東大通りの大角豆交差点までの区間は『真瀬大角豆線』として都市計画道路に位置づけられています。現在使用されている約2.1kmの区間は供用済みですが、更に東側の区間は未整備の状態です。

歴史と開通の経緯

このバイパスの開発は長い歴史があります。1999年6月には都市計画が決定され、2001年度から一部工事がスタートしました。2002年度には用地の取得も始まり、2003年に一部区間がバイパスとして改築されることが決まりました。2013年には、つくば市谷田部へ向けて約1.8kmが開通し、同年には新都市中央通りの一部も国道として指定されるなど、段階的に整備が進められました。また、2022年には真瀬から上横場のバイパス新設に向けた区域指定も行われました。

路線データ

谷田部バイパスは、以下のデータを持つ道路です。

• - 起点：つくば市真瀬字向原1184番2
• - 終点：つくば市赤塚字二本松641番1（部分的に谷田部まで開通）
• - 長さ：約2.1km（計画される全長は約7.6km）
• - 道路幅員：30.0m
• - 車線数：4車線（片側2車線）
• - 設計速度：60km/h
• - 都市計画道路名：研究学園都市計画道路真瀬大角豆線

接続道路と周辺の影響

このバイパスは、茨城県道45号つくば真岡線バイパスや、茨城県道220号島名福岡線、茨城県道19号取手つくば線（新都市中央通り）などと接続しています。また、バイパスを通じて岩井水海道バイパスとも連携しており地域間の輸送力向上にも寄与しています。特に、つくば市の発展とともに交通需要の増加が見込まれる中、バイパスの役割はますます重要になると考えられています。将来的には更なる開通により、さらに多くの交通が行き交うことが期待されています。

まとめ

谷田部バイパスの整備は、つくば市にとって重要なインフラの一部であり、交通混雑の軽減やアクセスの向上を図る上でのキープレイヤーです。これからの全面開通が待ち望まれています。

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