豊田麻衣(とよた まい)氏は、
1983年7月8日生まれ、
富山県富山市出身の日本の
フリーアナウンサーです。地元である
富山県を拠点に、
リポーター、モデル、
ローカルタレントとして幅広く活動しています。近年は実業家としてもその手腕を発揮しており、多才な一面を見せています。
来歴
高校時代に
外国語を専攻した経験を持ち、
英語と韓国語を得意としています。学生時代は
小学校から高校まで一貫して吹奏楽部に所属し、部活動に打ち込みました。高校卒業後は、ブライダル
コーディネーターを目指し専門的な勉強をしていましたが、
海外旅行の資金を貯めるために始めた
アルバイトのモデル活動が、彼女のキャリアを大きく転換させるきっかけとなります。このモデル経験を通じて
ローカルタレントとしての活動を始め、富山テレビの番組で
天気予報コーナーや
リポーターなどを担当するようになりました。
「美人すぎるリポーター」として脚光を浴びる
豊田氏が全国的な注目を集めるきっかけとなったのは、
2009年のことです。
J2リーグに
カターレ富山が新規参入したこの年、富山テレビが初めて同チームの試合中継を制作することになり、豊田氏がピッチ
リポーターに起用されました。スタジアムの臨場感を伝える彼女のリポートは、スカパー!の
Jリーグ中継でも放送され、その映像が動画共有サイト
YouTubeに
アップロードされると、たちまち大きな話題を呼びました。当時、「美人すぎる市議」として有名だった
藤川優里氏の例になぞらえ、豊田氏は「美人すぎる
リポーター」として広くその名を知られることとなりました。
リポーターとして人気を博した後、豊田氏はキャリアの新たな段階へと進みます。
2012年4月1日には、それまで所属していた事務所「ビプロ」から独立し、
フリーランスとして活動していくことを発表しました。これにより、自身の活動領域をさらに広げることとなります。
近年、彼女の活動の中でも特筆されるのは、実業家としての挑戦です。
2018年、
富山市内に
写真スタジオを併設した
カフェ「
スタジオコトリ」をオープンしました。これは、
映画監督である夫の坂本欣弘氏と共同でプロデュースしたもので、豊田氏自身がオーナーとして店舗の経営に携わっています。タレント活動と並行して、自身の店舗を経営するという新しい分野にも積極的に取り組んでいます。
現在および過去の主な活動
現在もメディアでの露出は続いており、
ケーブルテレビ富山の情報番組「Cue!
スタジオ」ではMCを務めています。また、
となみ衛星通信テレビの「ぐるっとなみ野 これだけ生放送」にも出演中です。
過去には、富山テレビの看板番組であった「
Youドキッ!たいむ」でお天気コーナーや
リポーターを、「
BBTスーパーニュース チャンネル8」でお天気キャスターを担当するなど、数多くの番組に出演しました。特に、ブレイクのきっかけとなったスカパー!
Jリーグ中継では、
カターレ富山担当ピッチ
リポーターとして活躍。また、北信越地方の4局共同制作による行楽情報番組や、
ローカルタレントに焦点を当てた全国ネットのバラエティ番組「
アグレッシブですけど、何か?」の企画にも出演し、地方タレントの現状や未来について語る機会もありました。さらに、富山テレビの視聴者参加型クイズ番組「元気とやま みんなのクイズ」では司会を、
ケーブルテレビ富山の地域情報番組「とことん富山deライフ」ではメインMCを務めるなど、MCとしての経験も豊富です。
CM出演歴
これまでに様々な企業のCMにも起用されています。
富山県民共済
ケロリン(内外薬品)
富山OAスクール
スズキ自販富山(ソリオ)
* その他
人物
特技は
英語と韓国語です。学生時代の吹奏楽への傾倒や、ブライダル業界からタレントへと転身した経緯は、彼女の多様な関心と行動力を示しています。夫は
映画監督の坂本欣弘氏です。
同時期にメディアで「美人すぎる〇〇」として注目を集めた人物としては、「かわいすぎる海女」の大向美咲氏、「美人すぎる元NHKアナ」の
小正裕佳子氏、「美人すぎる料理研究家」の
森崎友紀氏などがおり、豊田氏はこうしたブームの中で「美人すぎる
リポーター」として認識されることとなりました。
富山県に深く根ざした活動を続けながら、メディアでの露出、そして実業家としての顔も持つ豊田麻衣氏。その多角的な活動は、地元タレントの新たな可能性を示しており、今後のさらなる活躍が期待されています。