豊里町 (茨城県)

豊里町（とよさとまち）

豊里町は、かつて茨城県筑波郡に属していた町で、1987年11月30日に谷田部町、大穂町、桜村との合併により消滅し、現在はつくば市の一部となっています。

地理

豊里町は、筑波山の南麓に位置し、比較的平坦な地形が広がっていました。町の西部には小貝川が流れ、豊かな自然環境に恵まれていました。また、筑波研究学園都市の一部を構成しており、研究機関や教育施設が集積していました。

隣接していた自治体

豊里町は、以下の自治体と隣接していました。

筑波郡：谷田部町、大穂町
結城郡：石下町、千代川村
水海道市

歴史

豊里町の歴史は、1889年（明治22年）の町村制施行に遡ります。

1889年（明治22年）4月1日：東茨城郡上郷村（かみごうむら）が発足。
1933年（昭和8年）：石下村との間に上郷橋が完成。
1953年（昭和28年）11月3日：筑波郡上郷村が町制施行し、上郷町に。
1955年（昭和30年）4月1日：筑波郡上郷町が旭村（大字要を除く）と合併し、豊里町と改称（大字要は大穂町と合併）。
1956年（昭和31年）9月30日：筑波郡吉沼村の一部を大穂町と分割・編入。
1982年（昭和57年）11月6日：石下町との間に長峰橋が完成。長峰橋開通後、旧上郷橋は取り壊されました。
1987年（昭和62年）11月30日：筑波郡谷田部町、大穂町、新治郡桜村と合併してつくば市が発足し、豊里町は消滅しました。

交通

豊里町には、以下の道路が通っていました。

一般国道

国道408号

主要地方道

茨城県道24号土浦境線
茨城県道53号豊里千代田線

一般県道

茨城県道123号土浦岩井線
茨城県道133号赤浜谷田部線
茨城県道200号藤沢豊里線

その他

豊里町の市外局番は、当初029747でしたが、つくば市内統一のため1989年11月2日に0298-47に変更されました。

関連項目

茨城県の廃止市町村一覧
日本における市外局番の変更
豊里町 (曖昧さ回避)
* 金村別雷神社

豊里町は、その短い歴史の中で、周辺地域との交流を深めながら、発展を遂げてきました。現在はつくば市の一部として、その歴史と文化は今もなお受け継がれています。

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