赤坂三好

赤坂三好（1937年 - 2006年）は、版画家、絵本作家、挿絵画家として活躍しました。日本児童出版美術家連盟の会員であり、児童文学作家の谷真介、画家の水木連を兄弟に持ちます。東京で生まれ、その才能を開花させました。

赤坂三好の業績で特筆すべきは、チェコBIB世界絵本原画展での受賞です。1973年と1975年の2度にわたり金牌賞を受賞し、これは日本人として初の快挙となりました。この受賞は、彼の国際的な評価を確立する上で大きな意味を持ちました。また、1973年には小学館絵画賞を受賞し、後に小学館絵画賞選考委員も務めました。

彼の作品は、子どもたちの心に寄り添い、豊かな想像力を育むものが多くあります。絵本や挿絵を通して、温かいメッセージを伝え、多くの読者に感動を与えました。

主な著書

『いたずら小おに』（ユリア・ドウシニスカ著、内田莉莎子訳、学習研究社、1967年）
『ふうらんぼう西部を行く』（安川みのる共著、学習研究社 中学三年コース4月号付録、1968年）
『サルトビ先生』（平塚武二著、学習研究社４年の学習、1968年4月号 - 1969年3月号）
『失われぬ季節 ある学童疎開児童の記録』（谷真介共著　虎見書房　1968　のち冬樹社）
『おばけのビートおばさん』（ヴェーラ・フェラ＝ミークラ著、中村浩三訳、偕成社、1969年）
『星と星座の伝説 夏』（瀬川昌男著、小峰書店　1978）
『ど・ど・ど・ど・ど』（金の星社　1979）
『とうさんからのてがみ』（小峰書店　1983）
『絵本ギャラリー』（谷真介共著　創林社　1984）
『わすれないで 第五福竜丸ものがたり』（金の星社　1989）
『とりの王さまえらび』（教育画劇　2002年　ISBN 9784774605456）

これらの作品は、現在でも多くの人々に親しまれており、彼の芸術的な才能を今に伝えています。

外部リンク

赤坂三好さんの作品一覧 - 絵本ナビ

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