赤澤正人

赤澤正人

赤澤正人（あかざわ まさと）氏は、1945年8月25日に東京都で生まれた日本の元外交官です。外交官としてのキャリアを積む傍ら、教育者としても活躍し、神田外語大学と嘉悦大学で学長を務めました。

生い立ちと学歴

赤澤氏は、栄光学園中学校・高等学校を卒業後、1964年に東京大学に入学しました。大学在学中は、夕方から神田外語学院の夜間クラスに通い、英語を熱心に学んでいました。1968年3月には東京大学法学部を卒業しています。

外交官としてのキャリア

1968年4月、赤澤氏は外務省に入省しました。1969年には英語研修のためアメリカ合衆国に派遣され、1971年にはハバフォード大学国際関係学科を卒業しました。その後、アメリカ、ケニア、カナダ、ペルー、オランダ、パキスタンなど、世界各地の大使館や領事館に勤務し、国際的な外交活動に携わりました。

1995年には在デュッセルドルフ総領事に就任し、1998年には在ドミニカ共和国特命全権大使に任命されました。2001年3月にドミニカ共和国大使を退任するまで、同国との外交関係の発展に尽力しました。

教育者としてのキャリア

外交官としてのキャリアを終えた後、赤澤氏は教育の世界に転身しました。2004年に神田外語大学の学長に就任し、教育改革や大学の発展に貢献しました。その後、2012年には嘉悦大学の学長に就任し、2016年まで務めました。両大学での学長在任中は、グローバルな視点を持った人材育成に尽力しました。

受勲歴

赤澤氏は、その功績が認められ、2001年にドミニカ共和国からデゥアルテ・サンチェス・メジャ功労勲章銀プラカ大十字章を授与されました。また、2020年には瑞宝中綬章を受章しています。

入省同期

赤澤氏の外務省入省同期には、以下の著名な外交官がいます。

榎泰邦（元駐インド大使・外務省中東アフリカ局長）
大島正太郎（元駐韓大使・外務審議官）
岡本行夫（元内閣官房参与・内閣総理大臣補佐官）
小川郷太郎（エイ・エフ・エス日本協会理事長・元イラク復興支援大使）
鏡武（中東調査会副理事長・元駐シリア大使）
小林秀明（元迎賓館長・東宮侍従長）
東郷和彦（元外務省欧亜局長・条約局長）
服部則夫（元OECD大使・外務報道官）
槙田邦彦（元駐シンガポール大使・外務省アジア大洋州局長）
馬渕睦夫（元防衛大学校教授・駐ウクライナ大使）
* 美根慶樹（元日朝国交正常化交渉日本政府代表・防衛庁参事官）

まとめ

赤澤正人氏は、外交官として世界各地で活躍し、ドミニカ共和国大使を務めた後、大学の学長として教育にも貢献した人物です。その幅広い経験と知識は、国際社会において重要な役割を果たしました。

外部リンク

学長メッセージ（嘉悦大学ホームページ）

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