越中島駅(えっちゅうじまえき)は、
東京都江東区越中島二丁目にある、
東日本旅客鉄道(JR東日本)
京葉線の駅です。駅番号はJE03で、
京葉線の列車に加え、
西船橋駅から
武蔵野線に直通する列車も停車します。
特定都区市内制度における「
東京都区内」に属しており、
京葉線においては、起点の
東京駅から他路線との乗り換えがない最初の駅です。
歴史
もともと貨物線の駅として存在していた
越中島駅の隣に、旅客駅として建設される際、当初は「西
越中島」という名称で開業する予定でした。しかし、地元からの要望により、貨物駅が「
越中島貨物駅」に改称され、当駅が「
越中島駅」として開業しました。駅の地上出入口が狭いのは、当時の東京商船大学(現在の
東京海洋大学越中島キャンパス)が駅名に大学名を入れることに協力的でなかったためです。商船大時代には、ホームの駅名標に「東京商船大学前」という副駅名が表示されていましたが、海洋大学に改称された後は、テープで消されたり、表記のないものに交換されています。
2007年には、
東京海洋大学が敷地を売却したことで、4番出口に
エレベーターが設置されました。この
エレベーター設置には、
江東区が助成金として1億円を計上しています。
年表
1990年(平成2年)3月10日:開業。
2001年(平成13年)
11月18日:
ICカード「
Suica」の利用が可能になる。
2007年(平成19年):みどりの窓口の営業を終了。
2013年(平成25年)
3月16日:武蔵野快速の各駅停車への格下げに伴い、
武蔵野線直通列車の停車を開始。
2018年(平成30年)12月1日:業務委託化。
駅構造
駅業務は、JR東日本ステーションサービスが受託しており、東京営業統括センター(東京駅)が管理する業務委託駅です。ただし、一部の時間帯はインターホンによる案内となっています。駅構造は、島式ホーム1面2線を有する地下駅です。
駅には、自動券売機、多機能券売機、指定席券売機、自動改札機、自動精算機が設置されています。駅の管轄は首都圏本部ですが、隣の潮見駅との間に千葉支社との管轄境界があります。
地上には4か所の出入口があり、地下の改札階へ降りることができます。改札階から改札口までの通路は軌道方向に長く、ホーム階は改札階のさらに下にあります。
のりば
番線 | 路線名 | 行先 |
---|
-- | - | ------ |
1 | 京葉線 | 東京方面 |
2 | 京葉線 | 海浜幕張、蘇我方面、武蔵野線直通 |
利用状況
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は5,221人です。東京23区内のJR駅の中で最も利用客数が少なく、京葉線全駅の中でも二俣新町駅に次いで少ないです。駅の真上には東京海洋大学海洋工学部越中島キャンパス(旧・東京商船大学)があり、学生の利用が一定数を占めています。2010年頃からは、駅周辺の人口増加に伴い、利用者数も増加傾向にあります。
駅周辺
駅周辺には、東京海洋大学越中島キャンパスをはじめ、オフィスビルやマンションなどが立ち並んでいます。駅前にはバス停があり、都営バスが運行しています。
バス路線
東京海洋大学越中島校舎前バス停(3番出口付近)
都営バス:
海01(KM01):門前仲町/東京テレポート駅前・有明一丁目
門19:門前仲町/深川車庫前・東京ビッグサイト
越中島バス停(1番出口付近)
都営バス:
海01(KM01):門前仲町/
東京テレポート駅前・有明一丁目
門19:門前仲町/深川車庫前・東京ビッグサイト
門33:亀戸駅前/豊海水産埠頭
遊覧船
1番出口から徒歩5分の場所に「
越中島発着場」があり、
遊覧船(水上バス)が発着しています。
東京水辺ライン(東京都公園協会):浅草・お台場クルーズ(各駅便):両国
隣の駅
東日本旅客鉄道(JR東日本)
京葉線
■快速:通過
■各駅停車(
武蔵野線直通含む):八丁堀駅 (JE02) -
越中島駅 (JE03) - 潮見駅 (JE04)
脚注
記事本文
利用状況:JR東日本
東京都統計年鑑
関連項目
日本の[[鉄道駅]]一覧
越中島貨物駅
東京海洋大学
外部リンク
* 駅の情報(
越中島駅):JR東日本