越後川口橋

越後川口橋（えちごかわぐちばし）

越後川口橋は、新潟県長岡市西川口の信濃川に架かる、東日本高速道路（NEXCO東日本）関越自動車道（関越自動車道新潟線）の橋梁です。堀之内ICと越後川口ICの間に位置し、全長500mの鋼桁橋です。

概要

形式: 鋼3径間および4径間連続箱桁橋
橋格: 1等橋 (TL-20, TT-43)
橋長: 500.000 m
支間割: (93.000 m + 86.000 m + 79.000 m) + (64.500 m + 64.500 m + 57.000 m + 53.500 m)
幅員:
総幅員: 24.400 m
有効幅員: 10.000 m × 2
車道: 10.000 m × 2
総鋼重: 4731.960 t
床版: 鉄筋コンクリート
施工: 三菱重工業・東京鐵骨橋梁共同企業体
架設工法: 手延べ送出し工法・自走クレーンベント工法・引出し工法（エレクショントラス）

越後川口橋は、関越自動車道の重要な構造物であり、地域間の交通を支える役割を担っています。その構造は、鋼製の箱桁を連続して配置することで、高い強度と安定性を実現しています。また、建設に際しては、手延べ送出し工法や自走クレーンベント工法など、高度な架設技術が用いられました。

歴史

1982年（昭和57年）12月2日：魚沼IC - 越後川口IC間が開通し、越後川口橋を含む区間が4車線で供用開始。
2004年（平成16年）10月23日：新潟県中越地震が発生。越後川口橋も支承が損傷。
2004年（平成16年）11月5日：小出IC - 長岡IC間が暫定2車線で仮復旧。
2005年（平成17年）12月26日：六日町IC - 長岡IC間が復旧し、4車線での通行が再開。

新潟県中越地震では、越後川口橋も大きな被害を受けました。支承の損傷により、一時的に通行止めとなりましたが、迅速な復旧作業の結果、早期の通行再開が実現しました。この地震の経験を踏まえ、橋梁の耐震性の重要性が改めて認識され、その後の橋梁設計や維持管理に活かされています。

外部リンク

NEXCO東日本 コーポレートサイト - 東日本高速道路（橋梁管理者）
空から見た信濃川・魚野川 - 北陸地方整備局 信濃川河川事務所
* 信濃川 西倉橋・川口橋

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