足柄駅 (神奈川県)

足柄駅の概要

足柄駅（あしがらえき）は、神奈川県小田原市扇町三丁目にある小田急電鉄小田原線の駅で、駅番号はOH 46です。この駅は、周囲の地域に便利な交通機関を提供しており、多くの利用者が行き交います。

歴史背景

足柄駅は1927年4月1日に開設されました。当初は直通列車の停車駅として機能していましたが、1945年には各駅停車の停車駅に昇格しました。さらに、1946年には準急が新設され、1960年には通勤準急も停車するようになりました。時間の経過とともに、急行列車が一部停車することになりましたが、2008年には駅舎が改築され、さらには近年、急行の停車駅から除外されるなど、変化が続いています。

駅名の由来

足柄駅の名称は、開設当時の所在地が足柄下郡足柄村であったことに由来します。また、「足柄」は「箱根」の枕詞としても知られています。当初は近隣の地名を元に「多古」という名前が考えられましたが、響きが良くないとの理由から採用されませんでした。

駅の構造

この駅は、島式と単式ホームの2面3線を持つ地上駅です。ホームの有効長は全て6両分で、下り線側から1番～3番ホームが構成されています。上り線には待避設備が整っており、さらに、ホーム間には跨線橋が設置されており、エレベーターも完備されています。また、足柄駅は構内の横断踏切が長らく残っていた駅でもあります。

留置線について

駅構内には留置線が存在しており、これは小田原線開通当初の名残です。過去にはここから日本専売公社の工場専用線が延びていましたが、1984年に廃止されています。現在でも留置線は運用されており、夜間滞泊の設定もされています。

利用状況

2023年度のデータによると、足柄駅の1日平均乗降人員は3,571人であり、小田急線の全70駅中で最も利用者が少ない駅です。しかし、南新宿駅との差はわずかで、年間によって順位が変わることもあります。

駅周辺の施設

駅周辺には、小田原市立病院や郵便局、多くの学校が点在しており、地域の拠点としての役割を果たしています。また、南側には山王川が流れており、浸水被害への対策として、改修工事も行われています。この工事は2024年度の完成を予定しています。

アクセス

足柄駅は小田急小田原線の重要な駅で、近隣の螢田駅や小田原駅へのアクセスも良好です。今後のさらなる利便性向上が期待されています。

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