辛島町停留場

辛島町停留場について

熊本市中央区新市街に位置する辛島町停留場は、熊本市電の重要な電停の一つです。A系統とB系統が乗り入れ、乗り換え地点としても機能しています。電停番号は8番で、かつては熊本市産業文化会館の最寄りとして「産文会館前」という副名称が使われていました。

利用可能な路線

熊本市交通局
幹線
A系統（熊本駅前方面、健軍町方面）
B系統（健軍町方面）
上熊本線
B系統（上熊本方面）

歴史

辛島町停留場は、その歴史の中で何度か移設や改称が行われてきました。

1924年（大正13年）8月1日：東辛島町停留場として開業。
1929年（昭和4年）6月20日：移設され、2か所に分かれる。同日、春竹線（当時電停 - 春竹駅前（後の南[[熊本駅]]））が開通。
1936年（昭和11年）8月28日：辛島町停留場に改称。
1970年（昭和45年）5月1日：春竹線（辛島町 - 南[[熊本駅]]前）が廃止。同時に6号線（交通局前 - 辛島町 - 南[[熊本駅]]前）も春竹線電停を廃止。
1988年（昭和63年）12月：辛島交差点ロータリーが撤去。
2021年（令和3年）6月21日：バリアフリー化工事が開始。同年10月16日にA・B両系統の下り新停留場と上り仮設停留場が花畑町停留場寄りに移設。
2022年（令和4年）1月22日：上り停留場の改修工事が完了し、再移設。同年2月28日には辛島町停留場付近の軌道改良も終了。

停留場名の由来

辛島町という名前は、周辺の地名に由来します。この地域にはかつて陸軍の練兵場があり、市街地を分断していました。熊本市長であった辛島格が練兵場の移転に尽力した功績を記念して、町名および公園名にその名が付けられました。

停留場の構造

相対式ホーム2面2線を有する構造で、花畑町側には折り返し設備があります。電停へは横断歩道を渡ってアクセスします。バリアフリー対応も行われており、車椅子での利用も可能です。

過去の停留場

かつては現在の位置からロータリーで分岐し、南熊本方面にも2面2線の乗降場が存在しました。これは主に春竹線や川尻線の発着に使われていました。

乗り換えについて

辛島町停留場では、A系統とB系統の電車を乗り換えることができます。乗り換えは20分以内であれば有効で、現金の場合は乗務員から乗り換え券が発行されます。ICカードの場合は、乗り換え時に運賃が処理されます。

利用状況

2015年度の乗車人員数は2,556人で、熊本市交通局の電停の中で5番目に利用者が多い電停です。

停留場周辺

辛島町停留場は、通町筋停留場と並ぶ熊本市の主要なショッピングエリアに位置しています。熊本桜町バスターミナルも最寄りで、多くの人が利用しています。また、東側にはサンロード新市街アーケードがあり、下通商店街やシャワー通りといった繁華街にもアクセスしやすいです。

主な周辺施設

辛島公園
花畑広場（旧:熊本市産業文化会館跡地）
SAKURA MACHI Kumamoto
熊本桜町バスターミナル
熊本東急REIホテル
東横INN熊本桜町バスターミナル前
三井ガーデンホテル 熊本
熊本新市街郵便局
肥後銀行本店
熊本県信用組合本店
ドンキホーテ熊本中央店
日本銀行熊本支店
三菱UFJ銀行熊本支店
岡三証券熊本支店
Denkikan（映画館）
熊本シティエフエム
THE PLACE花畑
西岸寺

バス路線

南熊本方面へは、最寄りの「新市街」バス停が便利です。

熊本バス
M0-0・M1-1・M2-1・M3-1・M3-2・M4-1～M4-3・M5-1・M6-1～M6-6系統
熊本都市バス
P1-1・P3-1（長溝団地線）系統

隣接する電停

熊本市交通局
A系統
慶徳校前電停 (7) - 辛島町電停 (8) - 花畑町電停 (9)
B系統
西辛島町電停 (B9) - 辛島町電停 (8) - 花畑町電停 (9)

廃止された路線

熊本市交通局
春竹線
* 辛島町電停 - 代継橋電停




辛島町停留場は、熊本市の交通と商業の中心地として、多くの人々に利用されています。

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