週刊ワイドコロシアム

週刊ワイドコロシアムについて

『週刊ワイドコロシアム』は、2000年4月23日から9月10日まで、テレビ朝日系で放送されていた情報番組です。この番組は、毎週日曜日の18:56から19:56に放送され、視聴者に1週間分のニュースや話題をもとにした内容をお届けしました。

番組の背景

この番組は、視聴率が低迷していた『神出鬼没!タケシムケン』の後に、実質的なつなぎとしてスタートしました。日曜日のゴールデンタイムに情報番組が組まれるのは、1994年から1995年にかけて放送された『象印ニュースクイズ パンドラタイムス』と『TVダイジェスト』以来でした。視聴者にとっては、ワイドショー的なアプローチでさまざまなトピックに触れることができる貴重な場となっていました。

番組の構成と内容

『週刊ワイドコロシアム』は、主に社会のニュースや話題を取り上げる内容でした。特にレギュラー出演者の一人である泉谷しげるが、自ら取材に出向く「泉谷が行く」というコーナーは注目を集めました。しかしながら、番組の内容が比較的硬派であったため、思うように視聴率は上がらず、結果的に放送開始からわずか半年で終了することとなりました。

その後、この番組の情報番組路線は『ザ・スクープ』に引き継がれましたが、こちらも1年の放送後にはローカル枠に移行することになりました。『ザ・スクープ』は単発番組として全国放送されることもありましたが、当時の視聴率の苦戦は続いていました。

主な出演者

『週刊ワイドコロシアム』には、さまざまなタレントやアナウンサーが出演しました。主な出演者には、三宅裕司、泉谷しげる、黒鉄ヒロシ、上原さくら、高橋真紀子（テレビ朝日アナウンサー）などがいます。特に泉谷は取材を通じて視聴者との距離を縮める役割を果たしました。

放送の特徴

生放送である『週刊ワイドコロシアム』は、時折放送が休止されることもありました。特に「ゴールデンナイター」（プロ野球中継）の放送がある日曜日には、この番組も休止されることが組織されていました。もしも雨天等で試合が中止となった場合、この放送枠は単発特番に充てられました。

問題とその影響

2000年8月6日放送の熊本の病院に関する死亡事故を取り上げた際には、その内容に関して病院側から抗議がありました。保険金を目的とした故意の事故に関する放送があった旨の指摘があり、最終的には放送倫理検証委員会（BRC）に申し立てられました。この事態は2002年3月に報道の裏付けや配慮を求める結果につながり、放送に対する責任が問われることとなりました。

書籍と関連事象

泉谷しげるは、番組での取材活動をまとめた一冊『とぎすまされた六感』を2001年に出版しました。この作品は彼の経験を元にした内容で、視聴者に新たな視点を提供しています。また、泉谷は昔、1972年に別のテレビ番組『土曜ショー』で事件を起こし、一時期出演禁止となったこともあるなど、さまざまなエピソードを持っています。

『週刊ワイドコロシアム』は、多くの課題に直面しながらも、当時の視聴者にとっての情報源として重要な役割を果たしていました。

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