運命共同会

運命共同会（うんめいきょうどうかい）は、かつて愛知県に本拠を置いていた暴力団組織です。

歴史

1991年、運命共同会に所属していた鉄心会の一部組員が、組織に対して五代目山口組弘道会への移籍を要求しました。これに対し、運命共同会は移籍を求めた鉄心会の組員全員を破門処分としました。

同年1月26日、この出来事が引き金となり、名古屋抗争が勃発しました。この抗争によって、運命共同会は組織として瓦解し、同じく愛知県を拠点としていた中京五社会も解散へと至りました。

その後、中京浅野会、平野一家、導友会、稲葉地一家といった有力組織は、弘道会の傘下に入りました。一方、鉄心会は「鉄心一家」と名称を改めて稲川会の直参となりましたが、2006年に稲川会を脱退しました。その後、2011年に「鉄心興業」として再び弘道会の傘下に入りましたが、2013年に解散しています。

参考文献

* 芹沢耕二、鴨林源史『実録　王道ヤクザ伝　山口組六代目　司忍』竹書房、2007年、ISBN 978-4-8124-6604-9

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