道の駅たいら

道の駅たいら

道の駅たいらは、富山県南砺市東中江に位置し、国道156号沿いにある地域交流拠点です。愛称は「五箇山和紙の里」。国の重要無形文化財に指定されている五箇山和紙の文化を中心に据え、地域の自然や伝統に触れることができる施設として親しまれています。

沿革

道の駅たいらの源流は、1996年9月17日に当時の平村が開設した情報交流館と和紙体験館です。翌1997年4月17日には、既存の和紙工芸研究館に生産物直売所などを増設。これら既存施設を統合・拡充する形で、2002年4月10日に「たいら五箇山和紙の里」としてリニューアルオープンし、現在の道の駅の形となりました。地域の振興と情報発信、文化体験の拠点としての役割を担っています。

施設概要

道の駅たいらには、以下のような施設が整備されており、訪問者は様々なサービスを利用できます。

駐車場: 普通車70台、大型車5台、身障者用1台を収容可能です。
トイレ: 男女別および身障者用トイレは24時間利用可能です。
五箇山和紙の里物産館:
レストラン「五箇山の味 ふるさと」: 地元食材を使った料理を提供（10:00-18:00、月曜定休）。
物産売店「五箇山特産 朝あけ」: 特産品や土産物を販売（10:00-17:00、年中無休）。
和紙体験館・和紙工芸研究館: 五箇山和紙の歴史を学び、和紙づくり体験ができます（9:00-17:00、年末年始休館）。
たいら郷土館: 地域の歴史・文化資料を展示。見学は予約が必要（9:00-17:00開館、冬季休館12/1-3/31）。
体験交流施設「たいらマウンテンスクール」: 地域文化体験プログラムを提供（年末年始休館）。

これらの施設を通じて、五箇山地域の魅力に多角的に触れることができます。

自動運転実証実験

道の駅たいらは、2017年11月に先進的な自動運転サービスの実証実験の拠点となりました。同年11月26日から30日まで、南砺市が国土交通省の公募で選定された事業として、当駅と相倉合掌集落間で実験を実施。アイサンテクノロジー製のトヨタ・エスティマベース車両が国道156号などを走行し、特定条件下でのドライバー介入なし運転（自動運転レベル4）も検証されました。

管理運営

道の駅たいらの設置者は南砺市であり、一般財団法人五箇山和紙の里が指定管理者として運営を担っています。

アクセス

道の駅たいらは国道156号沿いに位置し、東海北陸自動車道五箇山ICより約25分、福光ICより約35分です。近隣には庄川や世界遺産の相倉合掌集落があり、周辺観光の拠点としても活用できます。

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