道の駅たのうらら

道の駅たのうらら

道の駅たのうららは、大分県大分市にある国道10号に位置する道の駅です。この道の駅は、大分県内で26番目、大分市においては3番目の設置となります。特に別府市と大分市の間に広がる「別大国道」として知られる通りの田ノ浦ビーチ近くに位置し、自然と共に人々の交流が生まれる場所として注目されています。

理念と名称の由来

「たのうらら」という名称は、地域名の「田ノ浦」と「楽しい」を掛け合わせ、さらに明るいイメージをもたらす「うららか」を組み合わせたものです。この名前は公募と市民投票を経て選ばれたもので、地域に根ざした愛着のある名称となっています。

歴史と開業までの道のり

道の駅たのうららの設立に向けた取り組みは、以下のように進められました。2018年、 大分市は「大分市西部海岸地区魅力創造拠点施設形成基本構想」を策定し、田ノ浦地区の海岸部を憩いの場として整備することを目指しました。

2019年には基本計画が策定され、「道の駅」登録を目指す方針が示されました。2022年には、広く市民から名称の募集を行った結果、「たのうらら」という名称が選定されました。

2023年の4月には工事の起工式が行われ、同年8月に国土交通省から正式に道の駅として登録されました。そして、2024年には開駅式典の開催を経て、正式にオープンする運びとなりました。

設備と地域の魅力

道の駅たのうららは、地域の魅力を存分に体験できる設備が整っています。駐車場は270台分を用意し、トイレは74器設置されています。さらに、訪問者が快適に過ごせるように、情報提供コーナー、休憩コーナー、ベビーコーナーを完備しました。非常用電源や備蓄倉庫も整えており、安全面にも配慮しています。

物販コーナーや飲食施設も充実し、地元の特産品や美味しい食事を楽しむことができます。多目的室やキッズスペースもあり、様々なイベントや交流が行える場所となっています。また、展示室にはかつての大分交通別大線で使用されていた500形電車（506号）が保存され、来場者に愛される歴史的な価値を感じさせます。

アクセスと周辺観光

道の駅たのうららへは国道10号を利用して訪れることができます。周辺には、大分マリーンパレス水族館（うみたまご）や高崎山、田ノ浦ビーチなどの観光名所が点在しています。このように、自然や文化と触れ合い、リフレッシュできる場所として、地域の人々や観光客にとって魅力的なスポットらしくなっています。

道の駅たのうららは、利用者にとって快適な体験を提供しながら、新たな地域交流の中心地として成長を続けています。

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