道の駅カモンパーク新湊

道の駅カモンパーク新湊：富山湾の恵みと建築美が融合する道の駅

富山県射水市鏡宮にある道の駅カモンパーク新湊は、国道8号と国道472号が交差する要衝に位置しています。愛称として「道の駅新湊」と呼ばれることも多く、地元住民に親しまれています。

この道の駅の特徴は、その建築美にあります。設計を手掛けたのは、戦後日本の建築界を代表する巨匠、内井昭蔵氏。彼の設計による洗練された建物は、単なる休憩施設の枠を超えた存在感を放っています。敷地内には、同じく内井昭蔵氏設計の射水市新湊博物館も隣接しており、建築ファンにとって魅力的な場所となっています。

施設名の由来となったのは、旧新湊市のマスコットキャラクター「カモンちゃん」。漫画『美味しんぼ』の絵を担当した花咲アキラ氏デザインによるこのキャラクターが、道の駅全体に親しみやすい雰囲気を与えています。

道の駅カモンパーク新湊では、新鮮な海の幸を堪能できます。富山湾で獲れたばかりの白エビを使った白エビバーガーや、かき揚げ丼など、地元の食材をふんだんに使用したメニューが豊富に揃っています。レストランの営業時間は、平日は11時～15時、土日祝日は11時～15時と17時～21時です。その他、フードコートやファストフードコーナーも営業しており、様々な食事ニーズに対応しています。

物産コーナーでは、地元の特産品を販売。お土産探しにも最適な場所です。8時から21時まで営業しており、観光客だけでなく地元住民の生活にも密着した存在となっています。

施設内には、富山湾の魚介類を展示する大型水槽や、4～10月限定で生きた白エビを展示する円筒型水槽も設置されています。特に生きた白エビの展示は、近畿大学水産研究所との協力のもと実現した世界初の試みとして注目を集めています。展示コーナーは8時から21時まで開放されており、子供から大人まで楽しめるスポットです。

駐車場は普通車161台、大型車45台、身障者用6台と、広々としたスペースを確保。トイレも男女別々に複数設置され、そのうち一部は24時間利用可能です。

アクセスは、車の場合、北陸自動車道小杉ICから約15分。公共交通機関を利用する場合は、射水市コミュニティバス「きときとバス」、あいの風とやま鉄道線小杉駅または越中大門駅から新湊方面へのバス、万葉線新湊港線中新湊駅から新湊・本江線バスを利用できます。「カモンパーク新湊」バス停または「新湊博物館前」バス停で下車すれば、道の駅に到着します。

2025年までには、宿泊施設の増設を含む大規模な改修工事が予定されています。改修後、ますます魅力的な道の駅として進化を遂げることに期待が高まります。年中無休で営業しており、観光の拠点として、また地元住民の生活の場として、重要な役割を果たしている道の駅カモンパーク新湊。富山湾を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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