道の駅南房パラダイス

道の駅南房パラダイスについて

道の駅南房パラダイスは、千葉県館山市に位置し、千葉県道257号南安房公園線、通称「房総フラワーライン」沿いにある道の駅です。この道路は「日本の道100選」にも選ばれており、美しい景観が魅力です。

概要

国土交通省関東地方整備局が管理するこの道の駅は、約10.7ヘクタールの広大な敷地を誇ります。目の前には平砂浦海岸が広がり、地域観光の核となる施設としての役割を担っています。特に、国内最大級の熱帯・亜熱帯動植物園「アロハガーデンたてやま」を併設している点が大きな特徴です。

歴史

この場所は、1970年10月に「南房パラダイス」として開園しました。当初は植物園、動物園、宿泊施設などを備えた総合レジャー施設でした。1973年には、昭和天皇の行幸先にも選ばれています。

開園当初は千葉県道路観光公社が所有していましたが、その後、千葉県に移管され、運営は千葉県観光公社に委託されました。宿泊施設「いこいの村たてやま」は、2004年に千葉県が買収しました。2006年からは指定管理者制度が導入され、民間企業による運営が行われましたが、東日本大震災の影響で運営が困難となり、2011年からは千葉県の管理下での委託運営となりました。2014年4月には、動植物園と宿泊施設がそれぞれ別の会社に売却され、動植物園は「アロハガーデンたてやま」として、宿泊施設は「たてやま温泉千里の風」としてリニューアルオープンしました。

施設

道の駅施設は24時間利用可能で、駐車場、トイレ、情報施設などが整備されています。

駐車場
普通車：338台
大型車：16台
身障者用：3台
トイレ
男：大2器、小5器
女：5器
身障者用：1器
情報施設
営業時間：午前9時30分～午後5時
レストラン
レストランワイキキ：ハワイアン料理を提供。営業時間：平日10時30分～17時、土日祝10時30分～19時
売店
ハワイ雑貨店：ハワイアンジュエリーや雑貨、観葉植物などを販売
マルシェ

アロハガーデンたてやま

道の駅南房パラダイスに隣接する「アロハガーデンたてやま」は、国内最大級の熱帯・亜熱帯動植物園です。旧南房パラダイスをリニューアルし、2014年9月13日にオープンしました。

園内には、連続温室や大温室があり、ハイビスカスやブーゲンビリアなど南国特有の花々が咲き誇ります。また、マンゴーやバナナなどの南国フルーツが実る様子を見ることができます。トロピカルバード(温室)では、熱帯の小鳥が放し飼いにされており、ふれあい動物広場では、カピバラやヤギなどの動物と触れ合うことができます。

アロハZOO：南国の動物たちと触れ合えるエリア
植物園：長さ300mの連続温室や大温室で、熱帯・亜熱帯植物を展示
フルーツガーデン：南国フルーツが栽培されているエリア
フラテラス：フラダンスショーが楽しめるステージ
アロハタワー：園内を一望できる展望施設
レストラン・ショップ
モアナガーデンカフェ：ハワイアンフードやトロピカルドリンクを提供。営業時間：平日10時～15時30分、土日祝9時30分～15時30分
アロハCAFE
OLI’OLIショップ

恋人の聖地

アロハガーデンたてやまは「恋人の聖地」に選ばれており、園内にはモニュメントや、ハートの形をしたオウゴンガジュマルなど、ロマンチックなスポットがあります。

周辺施設

平砂浦海岸
たてやま温泉 千里の風
ポピーの里 館山ファミリーパーク
館山カントリークラブ

アクセス

公共交通機関
JR館山駅からJRバス「南房パラダイス」下車
自動車
東京湾アクアライン・館山自動車道富浦ICより約20分

その他

園内は年中無休で開園しています。また、特撮テレビドラマ「牙狼-GARO- -魔戒ノ花-」のロケ地としても使用されました。

道の駅南房パラダイスとアロハガーデンたてやまは、房総の豊かな自然と南国の雰囲気を同時に楽しめる魅力的な観光スポットです。

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