道の駅庄川

道の駅庄川について

道の駅庄川は、富山県砺波市庄川町示野に位置し、主要幹線である国道156号沿いに立地する道の駅です。この施設は、地域の休憩・情報発信拠点として重要な役割を担っています。

道の駅としての登録は1997年に行われ、当時の東砺波郡庄川町によって進められました。しかし、施設の起源はそれよりも古く、1991年4月26日に「エントランスタウン庄川」として開業したことまで遡ります。このエントランスタウンは、庄川町が出資した第三セクター「庄川開発」によって、レストランや商業施設などを複合的に備えた施設として整備されたものです。その中でも、「エントランス庄川」と名付けられた一角が、後に道の駅を構成する施設の一つとして認められることになりました。また、2001年には「ゆずの駅庄川」という名称で、まちの駅としても登録されていた時期がありますが、現在はその登録から外れています。

施設の運営体制は、2017年4月1日に変更されました。それまでの庄川開発に代わり、庄川峡観光協同組合が運営を担うことになりました。運営移管に伴い、同年6月27日にはリニューアルオープンを果たしました。リニューアルでは、新たな施設としてフードコートが設けられ、提供されるメニューも刷新されました。地元に古くから伝わる郷土料理である「よごし」や、庄川町の特産品として知られる「ゆず」を使ったオリジナルのメニューなどが提供されており、訪れる人々に地域の味覚を提供しています。さらに、こだわりの自家焙煎珈琲も楽しむことができます。

施設概要

道の駅庄川は、旅行者や地域住民が快適に利用できるよう、以下の施設を備えています。

駐車場
普通車：43台
大型車：15台
身障者用：1台
トイレ
男性用：15器
女性用：11器
身障者用：1器
マルシェ（農産物直売所）
地元の新鮮な農産物や特産品を取り扱っています。
営業時間：9:00 - 18:00
フードコート
郷土料理や特産品を使ったメニュー、自家焙煎珈琲などを提供。
営業時間：9:00 - 18:00
情報コーナー（観光案内所）
周辺地域の観光情報などを提供しています。
* 営業時間：9:00 - 18:00

これらの主要施設は、一般的に9時から18時までの時間帯で利用可能です。

運営とアクセス

道の駅庄川の現在の運営は、庄川峡観光協同組合が行っています。施設の定休日は毎週火曜日と年末年始となっており、訪問の際はこれらの日を避ける必要があります。

アクセス面では、登録路線である国道156号に直接接続しています。高速道路を利用する場合、北陸自動車道の砺波インターチェンジから約15分で到着することができます。

周辺環境

道の駅庄川の周辺には、訪れる価値のあるスポットがいくつか存在します。特に興味深いのは、道の駅井波との位置関係です。道の駅庄川から道の駅井波までの直線距離は約1.4kmと非常に近く、これは全国にある道の駅の中でも最も駅間の距離が短いとされています。この近さから、両駅を巡ることも容易です。また、近くには庄川水記念公園もあり、美しい自然景観を楽しむことができます。

道の駅庄川は、地域の歴史を背景に持ちながら、現在の運営体制のもと、地域の特色を活かしたサービスを提供し、周辺観光の拠点としても機能しています。

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