道の駅霧島

道の駅霧島

道の駅霧島（みちのえき きりしま）は、鹿児島県霧島市に位置する国道223号沿いの道の駅です。この施設は、霧島の自然に恵まれ、美しい風景を眺めながら地域の特産品や文化を楽しむことができます。一帯は霧島神話の里公園として整備され、物産館や遊具、観光果樹園など多彩な施設が揃っています。

歴史と発展

道の駅霧島は、1990年に鹿児島県知事の土屋佳照によって発表された「霧島国際芸術の森構想」の一環として開発が始まりました。同年、霧島国際音楽ホールや霧島神話の里公園などの建設が計画され、1991年には公園がオープンしました。その後も様々な施設が加わり、1994年には道の駅として正式に登録され、さらに1996年には全面オープンを迎えました。オープン初年度から多くの観光客が訪れ、2005年には年間利用者数が約20万人に達しました。

施設の紹介

道の駅霧島は、周囲の丘陵地帯に自然に溶け込むように設計されており、国道223号沿いには「ほっと霧島館」があります。この建物内には、霧島の特産品を扱う「神の幸」というコーナーや、70席のテーブル席と60席の座敷を備えたレストランもあります。また、駐車場内からアクセスできる霧島神話の里公園では、遊具や特産品販売所があり、訪れる人々に様々な楽しみを提供しています。

遊具とアクティビティ

公園内では、さまざまな遊具が設置されており、特に子供向けの「ちびっこ広場」には遊具が充実しています。さらに、ブルーベリー狩りが楽しめる施設や、アニメーションを上映する「神話館」もあり、訪問客に地域の神話や文化を体験できる機会を提供しています。アニメーションは約20分の内容で、南九州の古事記の物語をわかりやすく紹介しており、家族連れに人気です。

イベントと施設

神話館前の広場では、地元ミュージシャンによる演奏会や、霧島九面太鼓のパフォーマンスなど、定期的にイベントが催されています。また、イベント広場ではコンサートも行われており、平日の利用者は気軽にグラウンド・ゴルフを楽しむことができます。

展望エリア

道の駅霧島からは絶景を堪能できる展望広場もあり、標高670メートルに位置するこの場所では美しい風景とともに、地元の名所を一望できます。特に晴れた日には、開聞岳を眺えることができ、観光客にとって見逃せないスポットとなっています。

アクセスと駐車場

道の駅霧島へのアクセスは、国道223号から簡単に行うことができ、普通車250台、大型車10台、身障者用2台分の駐車スペースがあります。駐車場内には24時間利用可能なトイレも整備されています。

まとめ

道の駅霧島は、自然、文化、観光を融合させた魅力的なスポットであり、訪れる人々が思い出に残る体験をすることができる場所です。多様な施設やアクティビティが揃っており、家族連れや観光客にとって楽しめる場所と言えるでしょう。

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