道上駅

道上駅について

道上駅（みちのうええき）は、広島県福山市神辺町に883にあるJR西日本の福塩線上の駅です。当駅は1914年に両備軽便鉄道の道上停留場として開設され、1920年に道上駅に昇格しました。そのため、駅の歴史は100年以上にわたる非常に古いものです。

歴史の概観

道上駅は1914年7月21日に開設され、その後1920年に道上駅と改称されました。駅の歴史は、両備軽便鉄道と呼ばれる鉄道の一部から始まり、その後1933年には国有化され、福塩線の一部となりました。この時、駅のシステムや運営形態が大きく変わり、多くの人々に利用されるようになったのです。

昭和40年代までの間、駅の南側と北側に引込線が設けられ、貨物輸送も行われていましたが、時代と共に貨物の取り扱いは廃止されました。1971年からは完全に無人駅になり、1987年にはJR西日本に移管されました。

駅の構造

道上駅は府中方面行きと福山方面行きが共用する単式ホーム1面1線を持つ地上駅です。無人駅であり、駅舎は存在しません。ホームへのアクセスは、神辺寄りの入口から直接行う形になっています。待合所内に自動券売機が設置されており、基本的には乗客が自動販売機で切符を購入するスタイルです。

最近では、岡山地域で導入されたICOCAに伴い、新型の券売機に更新されています。しかし、道上駅ではICOCAの利用はできないため、一部機能が制限されています。さらに、2024年にはタッチパネル式の新機種にアップグレードされる予定ですが、未だ高額紙幣には対応していません。

トイレと周辺施設

駅内のトイレは水洗式の洋式に改修され、利用しやすさが向上しています。トイレはホームから容易にアクセスでき、地域住民や旅行客にとって便利です。また、駅の向かいには「国鉄旅行連絡所」の看板が残っており、昔の名残を感じさせます。

利用状況

道上駅は周辺住民の移動手段として利用されていますが、近年の乗車人員は変動しています。地域の重要性は依然として変わらず、近隣の生活利便施設や学校、国道とのアクセスが多くの人々にとっての通勤・通学のベースとなっています。

周辺の特色

道上駅の周辺には福山市立神辺西中学校や道上郵便局、フジグラン神辺などの商業施設が存在し、生活に必要なインフラが整っています。また、国道182号や486号が近接しているため、地域間の交通が非常にスムーズです。これらの要素は道上駅を地域の交通の要所として機能させており、選ばれる理由となっています。

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