邑久郵便局

邑久郵便局について

邑久郵便局（おくゆうびんきょく）は、岡山県瀬戸内市に位置する重要な郵便局で、歴史的な背景を持ちつつも、近代的な郵便サービスを提供しています。民営化以前は集配普通郵便局として機能し、その後の再編成においても特異な位置づけがなされています。

概要

邑久郵便局の住所は、〒701-4299 岡山県瀬戸内市邑久町尾張277-8です。民営化の直前に行われた集配業務の再編成では、大方の集配局が統括センターに変わりましたが、邑久郵便局は配達センターとして位置づけられ、これにより民営化後も郵便事業会社の支店は併設されない形となりました。この局は、特に地域に密着した郵便サービスの提供を目的としています。

沿革

邑久郵便局の歴史は1879年にさかのぼります。この年の3月16日に尾張郵便局（五等）として開設され、1885年に貯金業務を開始、その後1891年には為替業務も取り扱うようになりました。局名が邑久郵便局に変わったのは1893年頃で、その後もさまざまなサービスが追加されてきました。

1960年には香登郵便局から集配業務の一部を受け継ぎ、1971年には福岡郵便局から和文電報配達業務を移管されました。1980年には新しい局舎が建設され、1985年には局種が改定され、特定郵便局から普通郵便局に変わりました。2000年には外国通貨の両替や旅行小切手の関連業務も始まりました。

さらに2007年には民営化が進み、併設された郵便事業岡山支店邑久集配センターに一部業務を移管しました。2012年にはこの集配センターが邑久郵便局に統合されました。その後も集配業務は地域内の他の局と連携しつつ発展を続け、2015年には周辺の牛窓郵便局や虫明郵便局から集配業務を受け継ぎました。

取扱内容

邑久郵便局では、通常の郵便や印紙のほか、ゆうパックや内容証明など多岐にわたるサービスを提供しています。また、貯金や為替業務、振替、振込、国際送金、さらには国債や投資信託の取扱いも行っています。さらに、生命保険やバイク自賠責保険、自動車保険に関するサービスも充実しています。

アクセスと周辺施設

邑久郵便局へは、JR赤穂線の邑久駅から徒歩約5分という便利な立地にあります。また、東備バスの邑久駅入口停留所からもアクセス可能です。車の場合は岡山ブルーラインの瀬戸内ICから北へ約1.5キロメートル走行すると到着します。局内には12台分の駐車スペースも用意されています。

周辺にはいくつかの重要な施設があります。例えば、瀬戸内市役所や岡山県立邑久高等学校、そしてゆめタウン邑久などがあり、地域の中心的な役割を果たしています。

このように、邑久郵便局は長い歴史を有し、地域に密着した重要な郵便サービスを提供している拠点としてその存在を示しています。

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