那岐駅

那岐駅の概要

那岐駅（なぎえき）は、鳥取県八頭郡智頭町に所在する西日本旅客鉄道（JR西日本）の因美線に位置する駅です。この駅は特に豪雪地域として知られており、冬季には美しい雪景色を楽しむことができます。

駅の歴史

那岐駅の歴史は1932年（昭和7年）の開設に始まります。当初は鉄道省因美線の智頭駅から美作河井駅までの延伸時に設けられ、当時の所在地表示は「鳥取県八頭郡那岐村大字大背字中河原」とされていました。しかし1935年（昭和10年）には那岐村が智頭町に編入されたため、所在地が現在の「鳥取県八頭郡智頭町大字大背字中河原」に変更されました。

その後、1987年（昭和62年）4月1日に国鉄が分割民営化され、駅はJR西日本の管理下に置かれました。1999年にはCTC化が進み、2000年には駅が無人化されました。

近年の動向

2022年3月12日には、運行時刻の改定により智頭発那岐行きの普通列車が運転休止となりました。また、同年10月1日には運行管理の業務が岡山支社から鳥取鉄道部に移管され、地域との連携が強化されています。

駅の構造と設備

那岐駅は相対式ホーム2面2線を有する地上駅であり、列車の交換が可能です。駅舎は津山方面行きホームに設けられており、反対側の智頭方面行きホームとは構内踏切で連絡しています。駅周辺は傾斜地に位置しており、駅舎からホームへのアクセスには階段があります。

さらに、駅舎内には小さな文庫が設置され、地域の知識や情報を提供しています。無人駅ですが、JR西日本鳥取鉄道部の管理下にあり、利便性の向上が図られています。加えて、2008年3月から「那岐診療所」が併設され、月に2回の診察が行われていることから、地元住民にとっても便利な施設となっています。

利用状況

那岐駅は早朝に当駅始発の智頭・鳥取方面行きの普通列車が設定されているため、利用者にとって重要な交通ハブとなっています。駅周辺には那岐郵便局や国道53号、鳥取県道295号、296号といった交通路が整備されており、地域へのアクセスが良好です。

周辺施設

駅周辺には、地域の生活を支える施設が存在します。特に那岐郵便局は重要な公共サービスを提供しており、交通の要所ともなっています。また、駅へのアクセスが便利なため、周辺地域との交流の場としても活用されています。

まとめ

那岐駅は、歴史的背景や周辺施設を持つ地域の重要な交通拠点です。無人駅として管理されながらも、地域住民の生活に寄与するためのサービスを提供しており、今後もその役割を果たしていくことが期待されます。

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