都営バス青戸支所

都営バス青戸支所について

東京都葛飾区にある都営バス青戸支所は、地域交通の重要な拠点として機能しています。この営業所は、水戸街道沿いに位置しており、葛飾区、墨田区、台東区の地域に向けたバス路線を運営しています。青戸支所の正式名称は東京都交通局南千住自動車営業所青戸支所で、営業所記号は「Z」です。

歴史と沿革

青戸支所が発足したのは1959年11月1日のことです。最初は新谷町営業所の分車庫として設立され、1961年には正式に支所となりました。1975年には新谷町営業所が南千住に移転し、それに伴い現在の名称に変更されました。

一部の路線は採算が取れなかったため、2006年にいくつかがはとバスに運行を委託されました。その際、比較的収益の良いとされる錦37系統は直営のまま残り、それを管理するために青戸分駐所が設置されました。しかし、2008年4月にはこの系統もはとバスに完全に委託されることとなり、青戸分駐所は青戸支所に統合されました。

現行路線

青戸支所が担当する主要な路線には、上23系統や上26系統、平28系統、錦37系統などがあります。ここでは、それぞれの系統について詳しく解説します。

上23系統

上23系統は、平井駅を起点に浅草や上野を結ぶ路線です。この系統の起源は平23乙系統であり、1990年に墨田区役所が移転したことをきっかけに、経路が見直されました。その結果、現在の上23系統に改名されました。2006年からはバス運行がはとバスに委託され、現在でも多くの人に利用されています。

上26系統

上26系統は亀戸駅と上野公園を結ぶバス路線で、入谷鬼子母神から上野公園までの間を半環状に運行します。この路線はもともと都営トロリーバス101系統の代替として開設され、1990年に経路が変更されました。2009年にははとバスに委託され、青戸支所の単独管理に移行しました。

平28系統

平28系統は東大島駅から平井駅を巡る循環路線です。1990年に設定され、小松川地域の住宅地と駅のアクセスを向上させることを目的としていましたが、経路変更や運行委託を経て、現在の形になりました。

錦37系統

錦37系統は錦糸町駅と青戸車庫を結ぶ路線であり、元は押上から浅草方面へ運行されていましたが、経路の見直しによって現在のルートに変更されました。この系統は、押上駅前広場に乗り入れる唯一の都営バスとして多くの利用者に支えられています。

車両情報

青戸支所では、主に三菱ふそうやいすゞ自動車、日野自動車のバスが運行されています。車両は特にバスの安全性と快適性を重視しており、LED行き先表示器などの最新技術が導入されています。また、葛飾ナンバーが付与された車両は、その地域特有のアイデンティティを象徴しています。

結論

都営バス青戸支所は、東京都葛飾区における公共交通の要として重要な役割を果たしています。地域住民の生活を支えるだけでなく、観光客の交通手段としても利用され、多彩な路線で東京都内のアクセスを提供しています。今後も青戸支所の活躍が期待されます。

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