都成竜馬

都成 竜馬（とうなり りゅうま）

都成竜馬は1990年1月17日生まれの将棋棋士で、宮崎県宮崎市が彼の故郷です。彼は、名人・谷川浩司の門下生であり、棋士番号304を持つ彼は、将棋界で特異な存在感を放っています。

将棋との出会いとキャリアの始まり

アマ初段で将棋好きな父の影響を受け、都成は4歳の頃に将棋を覚えました。彼は小学生時代に第25回小学生将棋名人戦で優勝。その後、長年弟子を取らなかった谷川浩司が唯一の弟子として彼を迎え入れた経緯は、運命的なものでした。

奨励会からの昇格

2000年9月には関西奨励会に入会した都成は、当初は苦戦を強いられましたが、スキルが向上するにつれ昇格を果たしました。特に、三段リーグでは常に良好な成績を収めながらも、プロ入りまでには時間がかかりました。2007年7月に三段に昇格し、以降は数々の戦績を上げていきます。

彼の転機となったのは2013年度の新人王戦での成功です。この大会において、都成は奨励会三段として初めて決勝三番勝負に進出し、藤森哲也に勝利を果たしました。この優勝により、将棋界における彼の評価は一層高まりました。

複数の棋戦での活躍

彼の棋士としてのキャリアは、様々な棋戦での活躍によって彩られています。2015年には名局賞特別賞を受賞し、その後も三段リーグで好成績を収めながら2016年4月に四段に昇進。さらに、2018年度には順位戦や竜王戦での成績向上を果たし、将棋界での地位を盤石にしていきました。特に、2019年には藤井聡太との対局で初勝利を収めたことが注目されています。

個性あふれる棋風

都成は振り飛車を得意とし、中飛車を使用することが多いですが、新たな戦法を編み出すことでも知られています。彼の発見した「都成流」の戦法は対戦相手にとって脅威であり、研究にも多くの影響を与えています。

プライベートと人間性

また、彼の人物像も興味深いです。実家は「有限会社 白水舎乳業」を経営しており、従兄弟には俳優の松崎悠希がいます。好きな駒として香車を挙げ、その理由は「共感を感じる」と語る一方、好きな女性のタイプには佐々木希を挙げたこともあります。2022年には結婚の発表もあり、公私ともに注目の人物です。

昇段履歴と主な成績

• - 昇段履歴: 2000年に奨励会に入会し、2007年に三段、2016年に四段としてプロ入り。
• - 主な成績: 新人王戦優勝1回（2013年度）、名局賞特別賞（第42回）など。

将棋界の一端を担う都成竜馬の今後の活躍から目が離せません。彼の独自の戦法と戦績に期待が寄せられています。

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